クオルテック(9165)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の7月11日から開始されます。

クオルテックは電子部品の不良解析・信頼性評価や微細加工事業などを行っています。

クオルテックは大型なGENDAとの同時上場になるので、資金分散の影響を受けそうですね。

クオルテックIPOのBBスタンスとIPO評価

クオルテック(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名クオルテック
コード9165(サービス業)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)SMBC日興証券
SBI証券
岩井コスモ証券
丸三証券
岡三証券
極東証券
マネックス証券
岡三オンライン
上場日7月28日
仮条件決定日7月7日(2,400円~2,540円に決定)
ブックビルディング期間7月11日から7月18日
公開価格決定日7月19日(2,540円に決定)
申込期間7月20日から7月25日まで
公募250,000株
売出し955,000株
OA180,700株
吸収金額35.2億円
時価総額59.7億円
想定価格2,540円→公開価格:2,540円
初値価格2,336円

SMBC日興証券 オンライントレード

クオルテックIPOの事業内容

クオルテックは信頼性評価事業、微細加工事業及びその他事業の3つの事業を行っています。

信頼性評価事業では、電子部品等に対する環境試験、電気試験、振動試験等からなる信頼性評価試験、良品・不良解析、試験素材切断と切断面の研磨加工、試験機製造販売等を行っています。

また、分析や信頼性評価試験のみならず、受託試験を通じて蓄積した技術・ノウハウを活かしたパワー半導体の信頼性評価装置の開発・販売にも取組んでいます。

クオルテックの信頼性評価

微細加工事業では、ビルドアップ基板やフレキシブルプリント基板(薄く柔らかい屈曲可能な基板)等に対する試作・量産レーザ加工を行っています。

その他事業では、遺伝子検査を通じて犬・猫遺伝子疾患の原因遺伝子変異の検出サービスや、バイオ医療関連製品(包装材料、シリンジなど)の受託検査を行うバイオ事業、各種コンサルティングのゼロイノベーション事業、表面処理技術事業を行っています。

クオルテックIPOの事業系統図

クオルテックの事業系統図

IPOによる手取金の使途

  1. 設備資金として2024年6月期から2025年6月期にかけてパワーエレクトロニクスセンター(仮称)※の開設に係る各種費用及びその他機械装置購入を目的とした資金に充当

※当社の信頼性評価事業において、パワー半導体等の検査業務の事業拡張に伴い新たに開設する予定の検査センターを「パワーエレクトロニクスセンター(仮称)」と呼称しています。

クオルテックIPOの業績

クオルテックの業績

(※画像クリックで拡大)

クオルテックIPOの売上はやや下降気味で、利益もかなりバラついていますね。

クオルテックのIPO評価

クオルテックはGENDAとの同時上場で、規模(吸収金額35.2億円)もそれなりにあるため、資金分散の影響が気になります。

また、VC(ベンチャーキャピタル)が保有株を全て売出しているというのも気掛かりです。

さらに、電子部品等の信頼性評価事業も地味な印象ですが、半導体関連の事業も行っていることで関心を集めるかもしれません。

よって、クオルテックのIPO評価はCが妥当だと考えています。クオルテックIPOは今のところ公開価格をやや上回ったところで初値形成すると予想しています。

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クオルテックIPOの初値予想

クオルテックIPOの初値予想は、仮条件決定後(7月7日以降)に追記させていただきます。

2,600円 (想定価格比:+60円)

(※大手予想会社の初値予想第一弾:2,640円~3,300円)

(※大手予想会社の初値予想第二弾:2,540円~3,000円)

クオルテックIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

クオルテックIPOのBB(ブックビルディング)は、一部の幹事証券から参加する予定です。主幹事の野村證券と平幹事のSBI証券には申し込もうと考えています。

クオルテックIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
SMBC日興証券BB検討中
SBI証券BB参加
岩井コスモ証券BB検討中
丸三証券口座なし
岡三証券BB不参加
極東証券口座なし
マネックス証券BB検討中
岡三オンラインBB検討中


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