フラー(5583)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週末の7月7日から始まります。

フラーはモバイル分野を中心にデジタルにかかわる様々な支援を行うデジタルパートナー事業やアプリ分析サービスを展開しています。

ちなみに、フラーは最後の資金調達時の評価額から約70%減になっているので、最近よく耳にするダウンラウンド上場になります。

※上場中止になりました!

フラーIPOのBBスタンスとIPO評価

フラー(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名フラー
上場中止
コード5583(情報・通信業)
主幹事証券SBI証券
幹事証券(委託含む)野村證券
岩井コスモ証券
SMBC日興証券
岡三にいがた証券
第四北越証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券
SBIネオトレード証券
上場日7月25日
仮条件決定日7月5日(1,100円~1,320円に決定)
ブックビルディング期間7月7日から7月13日
公開価格決定日7月14日(1,320円に決定)
申込期間7月18日から7月21日まで
公募80,000株
売出し215,200株
OA44,200株
吸収金額3.4億円
時価総額16.6億円
想定価格990円→公開価格:1,320円
初値価格上場中止

SBI証券[旧イー・トレード証券]

フラーIPOの事業内容

フラーはデジタルパートナー事業として、顧客のニーズに応じて、事業開発、サービス企画、UI/UXデザイン、アプリ開発、WEB開発、サーバサイド開発、保守・運用、事業グロースに至るまで、主に自社の内部リソースを活用し、一気通貫のソリューションを提供する「クライアントワーク」を展開しています。

また、さまざまなスマートフォンアプリのユーザー数や利用時間といった利用動向の統計データを提供するアプリ分析サービス「App Ape(アップエイプ)」も提供しています。

フラーのデジタルパートナー事業

フラーは顧客のアプリビジネスを創出する事業開発を得意としており、様々な有名企業のDX事業開発ソリューションを提供しています。

フラーがDX事業開発を行った主な事例

フラーのDX事業開発の事例

フラーの取引形態は国内大手企業を中心とする顧客との直接取引が中心となっており、売上高における上場企業の割合は72.5%に達しています。

フラーの顧客

IPOによる手取金の使途

  1. 事業拡大のための人材確保に係る採用費

フラーIPOの業績

フラーの業績

(※画像クリックで拡大)

フラーIPOの売上は順調に伸びていて、利益も好調そうです。

フラーIPO評価

フラーは個人投資家に人気のSBI証券が主幹事で規模(吸収金額3.4億円)も小さいため、需給面でかなり注目されると思います。

ただ、フラーはVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が約40万株あり、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されます。

また、フラーはIPOで人気化しやすいIT関連事業を展開していて、サッポロ、スノーピーク、電通、ドコモなどの大手企業を顧客としているため、事業面でも関心を集めそうです。

よって、フラーのIPO評価はAが妥当だと考えています。フラーIPOはVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が少し気になりますが、それでも公開価格の2倍を上回る高い初値が付くと予想しています。

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フラーIPOの初値予想

フラーIPOの初値予想は、仮条件決定後(7月5日以降)に追記させていただきます。

3,500円 (想定価格比:+2,510円)

(※大手予想会社の初値予想第一弾:2,400円~3,000円)

(※大手予想会社の初値予想第二弾:3,500円~3,900円)

フラーIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

フラーIPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で臨むつもりです。主幹事のSBI証券はもちろんのこと、SMBC日興証券マネックス証券などの平幹事ももれなく申し込む予定です。

フラーIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SBI証券 (主幹事)BB参加
野村證券BB参加
岩井コスモ証券BB参加
SMBC日興証券BB参加
岡三にいがた証券口座なし
第四北越証券口座なし
松井証券BB参加
マネックス証券BB参加
楽天証券BB参加
SBIネオトレード証券BB参加


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