ティムス(4891)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の11月7日からスタートします。
ティムスは東京農工大学発酵学研究室の研究を実用化することを目的に設立されたバイオベンチャーです。
ティムスは単独上場というだけでなく、前後のIPOとも程よく間隔が空いているので、スケジュールには恵まれていますね。
ティムス(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ティムス |
コード | 4891(医薬品) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | 野村證券 みずほ証券 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 岡三証券 SBI証券 香川証券 楽天証券 CONNECT auカブコム証券 岡三オンライン |
上場日 | 11月22日 |
仮条件決定日 | 11月4日(640円~670円に決定) |
ブックビルディング期間 | 11月7日から11月11日 |
公開価格決定日 | 11月14日(670円に決定) |
申込期間 | 11月15日から11月18日まで |
公募 | 3,432,800株 (国内: 海外: |
売出し | 298,500株 (国内:86,800株 海外:211,700株) |
OA | 559,600株 |
吸収金額 | 28.8億円 (国内: 海外: |
時価総額 | 244.8億円 |
想定価格 | 670円→公開価格:670円 |
初値価格 | 919円 |
ティムスIPOの事業内容
ティムスは医薬品開発における研究段階から早期臨床段階までを行い、後期臨床段階からは国内外の製薬会社と提携して開発製造販売権を付与し、提携先製薬会社から開発一時金(マイルストー ン)及びロイヤリティ収入等を得ています。
ティムスのパイプライン(新薬候補)の根幹をなすSMTPとは、60種類以上の同族体(類似構造の化合物)からなる化合物群です。
ティムスが研究開発しているTMS-007、TMS-008及、TMS009は、SMTPと名付けられた化合物のファミリーに属しています。
ティムスの主な開発パイプラインの進捗
ティムスはSMTP化合物群に属するTMS-007を急性期脳梗塞の治療薬として開発中です。
また、ティムスはTMS-008の強力な抗炎症作用を活かし、急性腎障害、がん悪液質を対象として、優先的に研究開発を進めています。
さらに、ティムスはTMS-008のバックアップとして位置付けでTMS-009も研究開発しています。
IPOによる手取金の使途
- 現在開発を進めておりますTMS-008及びそのバックアップと位置付けるTMS-009の研究開発費用(共同研究 費、非臨床試験費用、臨床試験費用等)
- 今後新たな開発パイプラインを獲得するための創薬研究(共同研究費、非臨床試験費用等)並びにアカデミア等外部の研究機関の研究成果の導入を推進するために必要な資金として充当。
ティムスIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ティムスIPOの業績は、バイオベンチャーだけあって赤字ですね。
ティムスのIPO評価
ティムスはそれなりの規模(吸収金額28.8億円)ですが、半数が海外に売り出される予定なので、国内の吸収金額は14.4億円に止まります。
また、ティムスの創薬事業には社会的意義を感じますが、赤字のバイオベンチャーとして警戒されそうです。
よって、ティムスのIPO評価はCが妥当だと考えています。ティムスIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。
ティムスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ティムスIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで必ず申し込むつもりです。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB検討中 |
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野村證券 | BB検討中 |
みずほ証券 | BB検討中 |
大和証券 | BB検討中 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB検討中 |
岡三証券 | BB不参加 |
SBI証券 | BB参加 |
香川証券 | 口座なし |
楽天証券 | BB検討中 |
CONNECT | BB検討中 |
auカブコム証券 | BB検討中 |
岡三オンライン | BB検討中 |
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