tripla(5136)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の11月7日から始まります。tripla(トリプラ)は宿泊予約システム「tripla Book」などをしています。
triplaは単独上場というだけでなく、前後のIPOとも適度に間隔が空いているので、日程に問題はありませんね。
tripla(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | tripla |
コード | 5136(情報・通信業) |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | マネックス証券 みずほ証券 楽天証券 CONNECT |
上場日 | 11月25日 |
仮条件決定日 | 11月7日(730円~800円に決定) |
ブックビルディング期間 | 11月9日から11月15日 |
公開価格決定日 | 11月16日(800円に決定) |
申込期間 | 11月17日から11月22日まで |
公募 | 660,000株 |
売出し | 369,000株 |
OA | 154,300株 |
吸収金額 | 7.6億円 |
時価総額 | 29.6億円 |
想定価格 | 640円→公開価格:800円 |
初値価格 | 1,620円 |
triplaのIPO事業内容
triplaは宿泊施設向けのITサービスとして、「tripla Book」を中心に、「tripla Bot」、「tripla Connect」、「tripla Pay」等を提供しており、これらのサービスを通じて、宿泊業界のDX化を目指しています。
「tripla Book」は、2019年7月のサービス提供の当初から宿泊施設向けのクラウド型の公式サイト予約システムとして、宿泊施設の公式サイトにtriplaで用意したJava Scriptを埋め込むことにより、自社予約を実装できるサービスを提供しています。
「tripla Bot」は、宿泊施設等の公式サイト上にチャットボットを表示させ、ユーザー(宿泊客)からの質問に対し、自社で開発したAIが自動的に回答するサービスになっています。
「tripla Connect」は、2022年1月より販売を開始した宿泊施設向けに特化したCRM・MAツールです。
「tripla Pay」は、宿泊施設専用のQRコード決済サービスで、QRコードやメールリンクを介した現地決済機能を低い手数料率で提供することで宿泊施設のコスト削減に大きく寄与しています。
triplaは、新型コロナウイルス感染症のまん延の中にあっても、tripla Bookを中心に導入施設数を拡大しています。
triplaの契約施設数の推移
triplaはtripla Bookを中心に、宿泊施設の戦略をテクノロジーパートナーとして完全にサポートしています。
IPOによる手取金の使途
- 銀行借入の返済
- 製品強化のためのエンジニア、海外・新規ビジネスのための営業・マーケティング等の人材を新たに確保するための採用費及び人件費
- 営業収益拡大に対応するための広告宣伝費
tripla(5136)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
tripla(5136)IPOの営業収益は堅調に推移しています。しかし、経常利益はようやく黒字が見えてきたところなので、今後に期待といった感じですね。
trilaのIPO評価
triplaはグロース市場への単独上場で規模(吸収金額7.6億円)も小さいため、需給面で人気を集めると思います。
ただ、triplaはVC(ベンチャーキャピタル)の保有株(約180万株)の多さが懸念材料です。
また、triplaはDX(デジタルトランスフォーメーション)、AI(人工知能)、クラウドといったテーマ性のある事業を展開していることでも関心を集めそうです。
よって、triplaのIPO評価はBが妥当だと考えています。tripla(5136)IPOは公開価格の1.5倍を目途に初値形成すると予想しています。
tripla(5136)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
tripla(5136)IPOのBB(ブックビルディング)は、全力で参加するつもりです。主幹事の大和証券はもちろんのこと、マネックス証券や楽天証券などの平幹事も全て申し込む予定です。
大和証券 (主幹事) | BB参加 |
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マネックス証券 | BB参加 |
みずほ証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
CONNECT | BB参加 |
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