アルヒ(7198)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の11月28日から開始されます。アルヒ(ARUHI)IPOは、人気化しそうなエル・ティー・エスIPOとの同時上場で、規模(吸収金額256.2億円)も大きいため、需給面に不安があります。
しかも、前日に超大型(吸収金額1,245億円)なSGホールディングス(佐川急便)IPOが上場しているため、資金分散の影響も気になるところです。
アルヒ(東証1部IPO)IPOの基本情報
銘柄名 | アルヒ |
コード | 7198 |
主幹事証券 | 野村證券 みずほ証券 UBS証券 |
幹事証券(委託含む) | SMBC日興証券 大和証券 SBI証券 |
上場日 | 12月14日 |
仮条件決定日 | 11月27日(1,150円~1,340円に決定) |
ブックビルディング期間 | 11月28日から12月4日まで |
公開価格決定日 | 12月5日(1,300円に決定) |
申込期間 | 12月7日から12月12日まで |
公募 | 0株 |
売出し | 18,040,300株 (国内:10,824,200株・海外:7,216,100株) |
OA | 1,082,500株 |
吸収金額 | 256.2億円 |
想定価格 | 1,340円 |
初値価格 | 1,270円 |
アルヒIPOの事業内容
アルヒは、主に貸金業法に基づく「貸金業者」として、証券化を資金調達手段とした住宅ローンのオリジネート(貸付)とサービシング(回収)を行うモーゲージバンク事業を展開しています。
主力商品の全期間固定金利住宅ローン「フラット35」は、2015年度の融資実行件数シェアが20%を超え、7年連続シェアNo.1(2010年度~2016年度統計)を達成しています。
また、アルヒは提携金融機関等の住宅ローン商品等の媒介や、銀行法に基づく「銀行代理業者」として提携金融機関等の住宅ローン商品を代理で販売しています。
さらに、アルヒは不動産購入者事例のビッグデータを活用し、Webで理想の家探しをサポートする「ARUHI家の検索」や、住宅購入後の豊かな住生活の実現をお手伝いする「ARUHI暮らしのサービス」など、ライフステージに応じたサービスを一気通貫で提供しています。
アルヒIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
アルヒIPOの業績は3期分しかありませんが概ね順調そうです。
アルヒのIPO評価
アルヒは、大型なカチタスIPO(吸収金額377.6億円)とSGホールディングスIPO(吸収金額1.245億円)に続いて連日の上場になるので、需給面はかなり厳しそうです。
また、公募株がゼロで売出株のみというのも、投資ファンドの出口案件に見えてしまって印象が悪いです。
よって、アルヒのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。アルヒの実績や業績に大きな問題はありませんが、とにもかくにも規模(吸収金額256.2億円)が大きくて、日程にも恵まれていないため、公開価格付近で初値形成するのが精一杯と予想しています。
アルヒIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
アルヒIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送る予定です。ただし、SBI証券だけはいつものことながらIPOチャレンジポイント狙いで申し込みます。
野村證券 (主幹事) | BB不参加 |
---|---|
みずほ証券 (主幹事) | BB不参加 |
UBS証券 (主幹事) | 口座なし | SMBC日興証券 | BB不参加 |
大和証券 | BB不参加 |
SBI証券 | BB参加 |
管理人が利用しているIPOにオススメの証券会社