アシロ(7378)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の7月2日からスタートします。アシロは「離婚弁護士ナビ」など、様々なリーガルメディアを運営しています。
アシロはマザーズへの単独上場ですが、やや規模が大きいので、今よりも地合いが良くなっていてほしいですね。
アシロ(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | アシロ |
コード | 7378(サービス業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 岡三証券 いちよし証券 岩井コスモ証券 LINE証券 岡三オンライン証券 |
上場日 | 7月20日 |
仮条件決定日 | 6月30日(1,120円~1,160円に決定) |
ブックビルディング期間 | 7月2日から7月8日 |
公開価格決定日 | 7月9日(1,160円に決定) |
申込期間 | 7月12日から7月15日まで |
公募 | 829,000株 |
売出し | 3,374,200株 |
OA | 630,400株 |
吸収金額 | 54.1億円 |
時価総額 | 76.5億円 |
想定価格 | 1,120円→公開価格:1,160円 |
初値価格 | 1,480円 |
アシロIPOの事業内容
アシロは、自社グループが有するデジタル技術やウェブマーケティングノウハウを活用して、インターネット上で法律情報や弁護士情報等を提供するリーガルメディア関連事業を展開しています。
また、アシロは当該事業を拡大する中で蓄積した弁護士業界のネットワークや知見、インターネット上での求職者の集客ノウハウを活かし、主に弁護士有資格者の人材紹介サービスを提供するリーガルHR事業を2020年より開始しています。
アシロIPOの事業系統図
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リーガルメディア関連事業は、弁護士を主な顧客とするリーガルメディアと、弁護士以外の広告主を顧客とする派生メディアに分類されますが、収益の大部分はリーガルメディアが占めています。
アシロIPOの運営メディア
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また、リーガルメディアの収益は主に月額定額の掲載料収入であり、掲載枠数の増加に比例して収益が伸長するストック型のビジネスモデルになっているので、安定した収益を見込むことが可能となっています。
ちなみに、派生メディアの報酬体系はユーザーからの問合せ数に応じた成果報酬型であり、フロー型のビジネスモデルになっています。
リーガルHR事業は、法律事務所や法務人材を必要としている企業に対して、弁護士有資格者を紹介し、双方の求人ニーズ及び転職ニーズをマッチングする人材紹介サービスとして、弁護士専門の転職サイト「NO-LIMIT」を運営しています。
リーガルHR事業では、候補者の採用が決定し、入社することによって採用企業から紹介手数料を得る成果報酬型を採用しており、フロー型のビジネスモデルとなっています。
IPOによる手取金の使途
- 運営サイトへのユーザー流入数の増加を目的として広告(主にはGoogle広告及びYahoo!広告におけるリスティング広告)の活用を行っており、当該広告出稿費用に充当
- 人材紹介会社に対する紹介手数料や求人サイトへの求人広告の出稿費用等に充当
- 新たに採用した従業員の人件費に充当
アシロIPOの業績
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アシロIPOの業績は堅調に推移していて問題なさそうですね。
アシロのIPO評価
アシロは、吸収金額が想定価格ベースで54.1億円と大きく、売出株(3,374,200株)の多さも気になります。
ただ、アシロはマザーズへの単独上場なので、地合いが悪くなければ何とかこなせそうです。
また、リーガルメディア関連事業は専門性が高く、似た業態の弁護士ドットコム(6027)の株価が好調に推移していることから、事業面でそれなりの評価を得られそうです。
よって、アシロのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。アシロIPOは、公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。
アシロIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
アシロIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加する予定です。主幹事の野村證券を中心に、100%平等抽選のマネックス証券や楽天証券などにも申し込むつもりです。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
岡三証券 | BB参加 |
いちよし証券 | BB参加 |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
岡三オンライン証券 | BB参加 |
LINE証券 | BB参加 |
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