ビーイングホールディングス(9145)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の11月25日から始まります。
ビーイングホールディングスは、同時上場のスタメンと並んで12月のIPO第一弾になります。ただ、ビーイングホールディングスは地味めな東証2部IPOなので、注目度はやや低そうですね。
ビーイングホールディングス(東証2部)のIPO基本情報
銘柄名 | ビーイングホールディングス |
コード | 9145(陸運業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | 今村証券 みずほ証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 SBI証券 auカブコム証券 |
上場日 | 12月15日 |
仮条件決定日 | 11月25日(910円~1,000円に決定) |
ブックビルディング期間 | 11月27日から12月3日まで |
公開価格決定日 | 12月4日(1,000円に決定) |
申込期間 | 12月7日から12月10日まで |
公募 | 1,160,000株 |
売出し | 346,000株 |
OA | 225,900株 |
吸収金額 | 15.8億円 |
時価総額 | 51.6億円 |
想定価格 | 910円→公開価格:1,000円 |
初値価格 | 1,479円 |
ビーイングホールディングスIPOの事業内容
ビーイングホールディングスは物流事業として、北陸を中心に物流センターの運営(構内業務・配送業務)及びコンサルティング業務等を行っています。
ビーイングホールディングスは、メーカー、卸売、小売間でそれぞれ実施する拠点間配送、在庫管理、検品作業などを拠点物流センターに集約し、構内作業工程や配送業務の徹底した合理化により全体最適化する「運ばない物流」を提案・構築・運営しています。
ビーイングホールディングスは、物流システムであるWMS(倉庫管理システム)やTMS(輸配送管理システム)及びPMS(生産性管理システム)を自社開発、またはメーカーと協働し開発しており、これらの情報システムの構築及び自社グループ独自の設備や機材により、顧客それぞれの特性に合わせたオリジナルの物流システムを構築できることが最大の強みです。
また、ビーイングホールディングスはその他事業としては、旅客事業(タクシー、バス)、不動産業、システム開発、保険代理業、自動車整備業、燃料販売業等も展開しています。
ビーイングホールディングスIPOの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- 経年劣化に伴う車両入替費用
- 2021年10月に稼働予定となっている福井センター物流設備
- 新規業務立ち上げにかかる採用費や旅費交通費等
- 業務運営の効率化を図るための施策に対する投資としてシステム開発やIT機器の導入
- 長期借入金の返済資金の一部として充当
- 連結子会社における既存業務の増加に併せた消耗品の購入費用
- 物流子会社全社において既存業務の増加に併せた増員にかかる福利厚生費や採用費
- 2021年10月に稼働予定となっている福井センターの事務備品及び消耗品等の初期準備費用
ビーイングホールディングスIPOの業績
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ビーイングホールディングスIPOの業績は、東証2部らしく概ね堅調に推移しているようです。
ビーイングホールディングスのIPO評価
ビーイングホールディングスはスタメンとの同時上場になりますが、12月のIPO第一弾で直近のIPOとも約2週間空いていて、規模(吸収金額15.8億円)もさほど大きくないため、需給面は悪くありません。
ただ、ビーイングホールディングスは人気になりにくい東証2部への新規上場で、北陸を中心とした物流事業も地味と言わざるを得ません。
よって、ビーイングホールディングスのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。ビーイングホールディングスIPOは、公開価格を若干上回ったところで初値形成すると予想しています。
ビーイングホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ビーイングホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。
主幹事の野村證券をはじめ、IPO幹事常連のSMBC日興証券やSBI証券
などにも申し込もうと思っています。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
---|---|
今村証券 | 口座なし |
みずほ証券 | BB参加 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB参加 |
SMBC日興証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
auカブコム証券 | BB参加 |
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