スタメン(4019)IPOのBB(ブックビルディング)が、今月末の11月30日からスタートします。スタメンは、時流に乗ったSaaS関連IPOとして注目されているようです。
また、スタメンは同時上場するビーイングホールディングスと並んで12月最初のIPOになるので、期待度も高まりそうですね。
スタメン(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | スタメン |
コード | 4019(情報・通信業) |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | 野村證券 みずほ証券 SMBC日興証券 SBI証券 マネックス証券 東洋証券 |
上場日 | 12月15日 |
仮条件決定日 | 11月27日(800円~880円に決定) |
ブックビルディング期間 | 11月30日から12月4日まで |
公開価格決定日 | 12月7日(880円に決定) |
申込期間 | 12月8日から12月11日まで |
公募 | 1,000,000株 |
売出し | 600,000株 |
OA | 240,000株 |
吸収金額 | 14.7億円 |
時価総額 | 67.4億円 |
想定価格 | 800円→公開価格:880円 |
初値価格 | 2,051円 |
スタメンIPOの事業内容
スタメンは、エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」という法人向けのSaaS(Software asa Service)モデルのサービスを展開しています。
「TUNAG」は社内制度運用クラウドと組織改善コンサルティングをパッケージで提供し、エンゲージメント向上に定量的な形で貢献するエンゲージメント経営支援プラットフォームです。
ちなみに、エンゲージメントとは会社と従業員のタテの相互信頼関係、及び「従業員同士」のヨコの相互信頼関係が確立されている状況と定義づけられています。
「TUNAG」はクラウド上で提供するサービスの対価を利用期間に応じて受領するサブスクリプション型ビジネスになっており、継続ライセンスの蓄積によって安定収益の拡大を目指しています。
TUNAGの売上高ストック比率の推移
(※画像クリックで拡大)
また、スタメンはファンエンゲージメント支援事業として、サブスクファンサロンアプリ「FANTS」事業も展開しています。
FANTSの事例
Bリーグに所属するプロバスケットボールチームの「レバンガ北海道」や、開園40周年を迎えた愛知県知多半島にある水族館「南知多ビーチランド」などで導入されています。
IPOによる手取金の使途
- 認知度向上及び顧客基盤拡大に係る広告宣伝費
- 事業の拡大に伴う人材基盤の拡充に係る採用教育費及び人件費
- 当社サービス提供を効率化するための外注費及び業務委託費
- 人員拡大に伴うオフィス移転に係る移転費用、賃料、敷金及び保証金
- 金融機関からの長期借入金の返済
スタメンIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
スタメンIPOの売上は急激に伸びていますが、利益は黒字転換したばかりなので、今後に期待といった感じですね。
スタメンのIPO評価
スタメンはビーイングホールディングスとの同時上場になりますが、12月のIPOラッシュの先陣を切る銘柄で、どちらもそれほど規模が大きくないため、あまり心配する必要はないと思います。
また、エンゲージメント支援事業はIPO向きで、クラウドやSaaSというテーマ性もあるため、事業面で注目されそうです。
よって、スタメンのIPO評価は、Aが妥当だと考えています。スタメンIPOは、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株の多さが気になりますが、それでも初日値付かずも想定される強い初値形成になると予想しています。
スタメンIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
スタメンIPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で臨む予定です。主幹事の大和証券はもちろんのこと、SMBC日興証券やマネックス証券などの平幹事ももれなく申し込むつもりです。
大和証券 (主幹事) | BB参加 |
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野村證券 | BB参加 |
みずほ証券 | BB参加 |
SMBC日興証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
東洋証券 | ネット口座での取扱いなし |
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