カウリス(153A)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の3月12日から開始されます。

カウリスは不正アクセス検知サービス「Fraud Alert(フロードアラート)」を提供しています。

カウリスはIPOラッシュ後半での情報戦略テクノロジーとの同時上場なので、資金分散や買い疲れの影響が気になりますね。

カウリスIPOのBBスタンスとIPO評価

カウリス(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名カウリス
コード153A(情報・通信業)
主幹事証券SBI証券
大和証券
幹事証券(委託含む)楽天証券
マネックス証券
SMBC日興証券
岡三証券
松井証券
SBIネオトレード証券
岡三オンライン
DMM.com証券
上場日3月28日
仮条件決定日3月8日(1,440円~1,530円に決定)
ブックビルディング期間3月12日から3月18日
公開価格決定日3月19日(1,530円に決定)
申込期間3月21日から3月26日まで
公募380,000株
売出し1,210,700株
OA238,600株
吸収金額26.3億円
時価総額87.6億円
想定価格1,440円→公開価格:1,530円
初値価格2,875円

SBI証券[旧イー・トレード証券]

カウリスIPOの事業内容

カウリスは「情報インフラを共創し、世界をより良くする」というミッションのもと、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert(フロードアラート)」を提供しています。

「Fraud Alert」は、マネー・ローンダリング対策・サイバーセキュリティ対策等として、銀行や証券会社等の資金移動業、膨大な個人ユーザーを有する通信キャリアやガス等のインフラ事業者、その他のサービス事業者に対して、サービス提供しています。

「Fraud Alert」は、端末から取得される情報をFraud Alertのアルゴリズムで算出し、なりすましではないか、自社・他社において不正利用履歴がないか、などを算定し、法人顧客にリアルタイムでアラートを上げるサービスになっています。

具体的には、FraudAlertログイン検知サービス、FraudAlert入出金検知サービス、FraudAlert新規口座開設検知サービスの3つのサービスで構成されています。

FraudAlert

「Fraud Alert」はWebブラウザ、Mobileブラウザ、スマートフォンアプリに対応しており、同一口座がどの端末からログインしているのかを検知し、端末レベル、口座レベル、IPアドレスレベルで、不正利用の検知が可能であり、さらに顧客間で悪意のあるアクセスや、過去に他社で不正利用に使われた端末を捕捉することができます。

カウリスIPOの事業系統図

カウリスの事業系統図

IPOによる手取金の使途

  1. 人材への投資
  2. セキュリティ投資
  3. 借入金の返済

カウリスIPOの業績

カウリスの業績

(※画像クリックで拡大)

カウリスIPOの売上は綺麗な右肩上がりで、利益も黒字転換してから急伸していて好調そうです。

カウリスのIPO評価

カウリスはIPOラッシュ終盤での情報戦略テクノロジーとの同時上場で、規模(吸収金額26.3億円)もやや大きいため、需給面に不安があります。

また、上位株主の保有株のうち約30万株は公開価格の1.5倍でロックアップが解除されます。

セキュリティ関連は目新しさに欠けますが、IPOでは根強い人気があり、業績も好調に推移しているため、事業面で注目されると思います。

よって、カウリスのIPO評価はBが妥当だと考えています。カウリスIPOは公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。

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カウリスIPOの初値予想

カウリスIPOの初値予想は、仮条件決定後(3月8日以降)に追記させていただきます。

2,300円 (想定価格比:+860円)

(※大手予想会社の初値予想:1,900円~2,100円)

カウリスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

カウリスIPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加する予定です。

主幹事のSBI証券大和証券はもちろんのこと、SMBC日興証券マネックス証券などの平幹事ももれなく申し込むつもりです。

カウリスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SBI証券 (主幹事)BB参加
大和証券 (主幹事)BB参加
楽天証券BB参加
マネックス証券BB参加
SMBC日興証券BB参加
岡三証券BB不参加
松井証券BB参加
岡三オンラインBB参加
SBIネオトレード証券BB参加


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