シンカ(149A)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の3月11日から始まります。

シンカはお客様との会話をクラウド管理する次世代型コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を提供しています。

シンカはコロンビア・ワークスダイブとの3社同時上場ですが、IT関連の小型IPOなので、需給面はその中でも良いほうですね。

シンカIPOのBBスタンスとIPO評価

シンカ(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名シンカ
コード149A(情報・通信業)
主幹事証券SMBC日興証券
幹事証券(委託含む)SBI証券
マネックス証券
楽天証券
ひろぎん証券
岡三証券
岡三オンライン
DMM.com証券
上場日3月27日
仮条件決定日3月8日(1,050円~1,100円に決定)
ブックビルディング期間3月11日から3月15日
公開価格決定日3月18日(1,320円に決定)
申込期間3月19日から3月25日まで
公募467,000株
売出し153,000株
OA93,000株
吸収金額7.5億円
時価総額33.2億円
想定価格1,050円→公開価格:1,320円
初値価格1,671円

SMBC日興証券 オンライントレード

シンカIPOの事業内容

シンカは「会話をクラウドでおもしろく!」をコンセプトに、企業活動で発生する様々なコミュニケーションのDXを実現するコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を提供しています。

「カイクラ」では独自開発したクラウド型CTIシステムにより、着信と同時に顧客情報がパソコン画面に表示されるため、過去に話した内容や今の契約状況などを確認しながら、お客様に寄り添ったコミュニケーションが実現できます。

また、掛かってきた電話は自動録音し、AIが自動でテキスト化するため、安心して電話対応をすることができます。

さらに、SMS(ショートメッセージ機能)でキャンペーン告知・予約リマインド・不在時の用件共有などを簡単にできるため、見込み顧客に定期的な接触をしたり、既存リードへの再販拡大などにも活用できます。

「カイクラ」の主な収益構造は、カイクラユーザーから得られる「カイクラ」の利用料収入になっています。

この利用料収入は、「カイクラ」導入時の初期費用、サブスクリプション型の月額利用料及びSMSなどの従量課金売上の3つから構成される、いわゆるSaaS型の収益モデルとなっています。

シンカIPOの事業系統図

シンカの事業系統図

IPOによる手取金の使途

  1. 人材関連費用
  2. 広告宣伝費用

シンカIPOの業績

シンカの業績

(※画像クリックで拡大)

シンカIPOの売上は右肩上がりで伸びていますが、利益はやっと黒字転換したところなので、今後に要注目です。

シンカのIPO評価

シンカはIPOラッシュ中の3社同時上場になりますが、規模(吸収金額7.5億円)はその中で一番小さいため、それでも需給面で注目されると思います。

ただ、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株が約130万株もあり、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されるのは懸念材料です。

しかし、シンカはIPOで人気のクラウドDXというテーマ性のある事業を行っているため、事業面でも関心を集めそうです。

よって、シンカのIPO評価はBが妥当だと考えています。シンカIPOは公開価格の1.5倍を目途に初値形成すると予想しています。

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シンカIPOの初値予想

シンカIPOの初値予想は、仮条件決定後(3月8日以降)に追記させていただきます。

1,650円 (想定価格比:+600円)

(※大手予想会社の初値予想:1,500円~1,700円)

↓(上場直前の初値予想)

1,700円 (公開価格比:+380円)

(※大手予想会社の初値予想最終版:1,900円)

シンカIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

シンカIPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加する予定です。主幹事のSMBC日興証券をはじめ、マネックス証券楽天証券などの平幹事ももれなく申し込むつもりです。

シンカIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SMBC日興証券 (主幹事)BB参加
SBI証券BB参加
マネックス証券BB参加
楽天証券BB参加
ひろぎん証券口座なし
岡三証券BB不参加
岡三オンラインBB参加


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