セルム(7367)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週末の3月19日から開始されます。セルムは、人と組織に関わるコンサルティングや人材育成を支援している企業です。

セルムは、ジャスダックのやや地味なIPOですが、単独上場で価格も手ごろな点はプラス要素ですね。

セルム

セルム(東証ジャスダックIPO)のIPO基本情報

銘柄名セルム
コード7367(サービス業)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)みずほ証券
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券
エース証券
松井証券
楽天証券
auカブコム証券
上場日4月6日
仮条件決定日3月17日(1,040円~1,280円に決定)
ブックビルディング期間3月19日から3月25日まで
公開価格決定日3月26日(1,280円に決定)
申込期間3月29日から4月1日まで
公募1,185,000株
売出し650,000株
OA275,200株
吸収金額19.6億円
時価総額57.9億円
想定価格930円→公開価格:1,280円
初値価格1,502円

SMBC日興証券 オンライントレード

セルムIPOの事業内容

セルムは、企業経営やコンサルティングファームでの経験を有するプロフェッショナルタレントと連携し、その様々な領域の知見を活用しながら、人材開発・組織開発事業その他事業の2事業を展開しています。

セルムのビジネスモデル

ちなみに、セルムのプロフェッショナルタレントのネットワークは1,200名を超えており、主にコンサルティングファーム出身者、大手企業の人事部門幹部経験者、企業経営経験者で構成されています。

セルムは人材開発・組織開発事業として(1)次期経営幹部人材を発掘し・育成する「経営塾」(2)現役員陣等への経営メンタリング(3)ミドルマネジメント革新(4)人材開発体系の構築コンサルティング(5)経営理念・ビジョン浸透や企業風土改革支援(6)ASEAN・中国における人材開発・組織開発支援(7)ファーストキャリア開発事業(8)障がい者の雇用・活躍支援等を行っています。

また、セルムはその他事業として、国内外のHRテックベンチャー企業への投資と成長支援を行うコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)事業と、世界に通用するグローバルリーダー人材の輩出を目指す幼児向けバイリンガル英語教育事業も展開しています。

セルムIPOの事業系統図

セルムの事業系統図

IPOによる手取金の使途

  1. 業務効率化とセキュリティ強化の充実を図ることを目的とした基幹システムへの投資
  2. 中長期成長に向けた人材確保のため採用費及び人件費
  3. 販売促進及び新規事業開発に向けたマーケティング活動に対する支出
  4. プロフェッショナルタレントへの報酬の支払いを含む運転資金

セルムIPOの業績

セルムの業績

(※画像クリックで拡大)

セルムIPOの業績は、やや頭打ちといった感もありますが、概ね堅調に推移しているようです。

セルムのIPO評価

セルムは、それなりの規模(吸収金額19.6億円)ですが、単独上場でVC(ベンチャーキャピタル)の保有株も見当たらないため、需給面は悪くありません。

また、人材関連のコンサルティング事業は新鮮味に欠けますが、全体的に堅実な印象でHR(Human Resources)というテーマ性もあります。

よって、セルムのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。セルムIPOは、公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。

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セルムIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

セルムIPOのBB(ブックビルディング)スタンスは、今のところ前向きに参加するつもりです。

主幹事の野村證券だけでなく、SMBC日興証券SBI証券などの平幹事にも申し込もうと考えています。

セルムIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
みずほ証券BB参加
SMBC日興証券BB参加
三菱UFJモルガン・スタンレー証券BB参加
SBI証券BB参加
エース証券口座なし
松井証券BB参加
楽天証券BB参加
auカブコム証券BB参加


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