カバー(5253)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の3月8日から開始されます。カバー(COVER)はVTuber配信システムの開発やVTuber事務所の運営などを行っています。
カバーはIPOラッシュ中にもかかわらず単独上場できるので、スケジュールには恵まれていますね。
カバー(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | カバー |
コード | 5253(情報・通信業) |
主幹事証券 | みずほ証券 三菱UFJモルガン ・スタンレー証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 大和証券 野村證券 マネックス証券 楽天証券 auカブコム証券 CONNECT |
上場日 | 3月27日 |
仮条件決定日 | 3月7日(710円~750円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月8日から3月14日 |
公開価格決定日 | 3月15日(750円に決定) |
申込期間 | 3月16日から3月22日まで |
公募 | 1,500,000株 |
売出し | 10,927,400株(国内:6,018,500株 海外:4,908,900株) |
OA | 1,864,100株 |
吸収金額 | 101.5億円(国内:66.6億円 海外:34.9億円) |
時価総額 | 434億円 |
想定価格 | 710円→公開価格:750円 |
初値価格 | 1,750円 |
カバーIPOの事業内容
カバーは、モーション・キャプチャー技術とアニメルック・アバターを用いてYouTube等の動画配信プラットフォームを中心に活動するバーチャル・エンターテイナー「VTuber」のキャラクターIP(知的財産)開発を行っています。
また、カバーはYouTubeで約5,000万人のファンがいるVTuberプロダクション「ホロライブプロダクション」も運営しています。
カバーのVTuberはYouTubeにおけるチャンネル登録数ランキングにおいてVTuber業界のグローバルトップ10をほぼ独占しており、ホロライブプロダクションも大きなファンベースを有するブランドとなっています。
カバーは業界トップクラスのチャンネル登録総数を誇るホロライブプロダクションのブランド力により、クオリティの高い人材を惹きつけ、VTuberのデビュー時から大規模な集客を実現しており、魅力的なIPを継続的に生み出しています。
さらに、カバーは自社が保有するVTuber IPを活用して多角的に事業を展開することで収益機会を拡げています。
IPOによる手取金の使途
- 新スタジオに設置する配信用機材の設備資金
- IP(Intellectual Property:知的財産)のコマース展開促進のための運転資金
カバーIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
カバーIPOの売上は急激に伸びていて、利益も堅調に推移していますね。
カバーのIPO評価
カバーは規模(吸収金額101.5億円)が大きく、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も非常に多いため、需給面に不安があります。
ただ、カバーは欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているので、海外での人気次第で状況も変わりそうです。
また、カバーの規模はANYCOLORの約3倍なので、単純に比較することはできませんが、同業態のANYCOLORが高い初値(公開価格1,530円→初値4,810円)を付けたため、それでもかなり注目されると思います。
よって、カバーのIPO評価はBが妥当だと考えています。カバーIPOは公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。
カバーIPOの初値予想
1,000円 (想定価格比:+290円)
(※大手予想会社の初値予想:950円~1,100円)
↓(上場直前の初値予想)
1,350円 (公開価格比:+600円)
(※大手予想会社の初値予想最終版:1,100円)
カバーIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
カバーIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ積極的に参加するつもりです。
共同主幹事のみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券はもちろんのこと、マネックス証券や楽天証券などの平幹事ももれなく申し込む予定です。
みずほ証券 (主幹事) | BB参加 |
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券 (主幹事) | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
大和証券 | BB参加 |
野村證券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
auカブコム証券 | BB参加 |
CONNECT | BB参加 |
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