Arent(5254)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の3月9日からスタートします。
Arentは建設業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進する事業を展開しています。
ArentはIPOラッシュ真っ只中での3社同時上場なので、資金分散の影響が気になりますね。
Arent(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | Arent |
コード | 5254(情報・通信業) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 野村證券 楽天証券 岩井コスモ証券 岡三証券 岡三オンライン |
上場日 | 3月28日 |
仮条件決定日 | 3月8日(1,140円~1,440円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月9日から3月15日 |
公開価格決定日 | 3月16日(1,440円に決定) |
申込期間 | 3月17日から3月23日まで |
公募 | 700,000株 (新株式発行:420,800株 自己株式の処分:279,200株) |
売出し | |
OA | |
吸収金額 | |
時価総額 | 105.4億円 |
想定価格 | 1,750円→公開価格:1,440円 |
初値価格 | 1,802円 |
Arent(5254)IPOの事業内容
Arentは、主に建設業界及びプラントエンジニアリング業界の大手企業に対し、DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化・生産性向上を実現するためのコンサルティング及びシステム開発・販売を行っています。
プロダクト共創開発(自社、株式会社VestOne)はメインとなる事業であり、建設業界の大手企業等に対し、DX支援のためのコンサルティング・システム開発(主に準委任契約)を行っています。
当セグメントでは、コンサルティングから本開発、さらに事業化後の継続開発まで、長期にわたりパートナー企業と協同し、工程が進むにつれ開発が大規模化・安定化するため、収益が拡大するビジネスモデルになっています。
共創プロダクト販売ではプロダクト共創開発による成果の商品化・外販を行っており、現在は、自社の持分法適用関連会社である株式会社PlantStreamを通じて、主にプラントエンジニアリング業界に対し、プラント設計における配管作業を自動的に行うソフトウエア「PlantStream®」のライセンス販売を行い、利用期間に応じた継続的な収益を得ています。
自社プロダクトでは主に建設業界に対し、自社で開発したソフトウエアのライセンス販売等を行い、利用期間に応じた継続的な収益獲得を目指しています。
Arent(5254)IPOの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- 当社及び当社プロダクトの広報マーケティング費用
- 採用関連費用
- 新プロダクト及び事業開発費用
Arent(5254)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
Arentの売上は順調に伸びていますが、利益は連結だと黒字化が見えてきた段階ですね。
ArentのIPO評価
Arentはアクシスコンサルティングとモンスターラボホールディングスとの3社同時上場で、規模(吸収金額26.2億円)もそれなりにあるため、資金分散の影響を受けそうです。
また、ArentはVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が約91.8万株ありますが、価格による解除条項なしで180日のロックアップが掛かっているため、上場時の売り圧力としては、気にしなくても大丈夫だと思います。
さらに、DX関連事業はもはや目新しさには欠けますが、IPOで根強い人気があるため、それでも事業面で一定の評価を得られそうです。
よって、ArentのIPO評価はCが妥当だと考えています。Arent(5254)IPOは公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。
ArentのIPO初値予想
1,440円 (想定価格比:-310円)
(※大手予想会社の初値予想第一弾:2,000円~2,400円)
(※大手予想会社の初値予想第二弾:1,500円~1,700円)
↓(上場直前の初値予想)
1,600円 (公開価格比:+160円)
(※大手予想会社の初値予想最終版:1,700円)
Arent(5254)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
Arent(5254)IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところそれなりに参加するつもりです。主幹事のみずほ証券だけでなく、SBI証券や岡三オンラインなども申し込む予定です。
みずほ証券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
野村證券 | BB検討中 |
楽天証券 | BB検討中 |
岩井コスモ証券 | BB検討中 |
岡三証券 | BB検討中 |
岡三オンライン | BB参加 |
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