ファーストアカウンティング(5588)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の9月6日からスタートします。
ファーストアカウンティングは会計分野に特化したAIソリューションサービスを提供しています。
ファーストアカウンティングは笹徳印刷との同時上場になりますが、人気面で勝っているので、あまり気にしなくても大丈夫そうです。
ファーストアカウンティング(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ファーストアカウンティング |
コード | 5588(情報・通信業) |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 岡三証券 丸三証券 岩井コスモ証券 東洋証券 あかつき証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 極東証券 大和コネクト証券 岡三オンライン SBIネオトレード証券 DMM.com証券 |
上場日 | 9月22日 |
仮条件決定日 | 9月5日(1,120円~1,320円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月6日から9月12日 |
公開価格決定日 | 9月13日(1,320円に決定) |
申込期間 | 9月14日から9月20日まで |
公募 | 473,600株 |
売出し | 103,000株 |
OA | 86,400株 |
吸収金額 | 6.9億円 |
時価総額 | 54.2億円 |
想定価格 | 1,040円→公開価格:1,320円 |
初値価格 | 2,354円 |
ファーストアカウンティングIPOの事業内容
ファーストアカウンティングは会計分野に特化したAIソリューション事業(経理AI事業)を提供しています。
ファーストアカウンティングのサービスはAI-OCR関連及び会計仕訳のアルゴリズムをサービス化したRobotaシリーズと、リモートワークでも経理業務を遂行できるように開発したRemotaというプラットフォームを中心に構成されています。
これらのサービスはSaaS型のクラウドサービスになっていて、課金体系は原則として1年以上の月額課金と読み取った帳票枚数に応じて変動する従量課金で構成されています。
Robotaシリーズは定型フォーマットの書類だけでなく非定型フォーマットや手書きの書類に対しても高い読取精度を実現しております。
また、読み取った文字や数値を入力するだけでなく、証憑画像を振り分けたり、台紙に複数枚貼られた証憑を切り取ったりする機能や、読み取った内容が合っているかチェックする機能を有しているため、経費精算や請求書支払の突合業務についても利用することができます。
Remotaは経理業務の中でも、請求書の処理に特化したクラウドサービスになっています。請求書に記載されている日付・金額・仕入先などの情報をOCRで読み取り、AIによる検算や勘定科目の特定などを行ってERPやワークフローと連携することが可能です。
ファーストアカウンティングは2022年8月にデジタル庁からPeppol(ペパル)サービスプロバイダーとして認定を受けており、デジタルインボイスの送受信に必要なPeppolアクセスポイントのサービスを提供しています。
これにより、送信側企業より自社アクセスポイントにデジタルインボイスデータが送信され、ファーストアカウンティングはPeppolネットワークに接続することで受信側企業に同データを送信することが可能となっています。
IPOによる手取金の使途
- AIの学習用サーバへの設備投資資金
- 開発エンジニア、営業部門及びカスタマーサクセス部門の人員採用費
- 新サービス開発に係る費用
ファーストアカウンティングIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ファーストアカウンティングIPOの売上は右肩上がりで急伸していて、利益は赤字ながらも黒字化が見えている状態です。
ファーストアカウンティングのIPO評価
ファーストアカウンティングは笹徳印刷との同時上場ですが、規模(吸収金額6.9億円)が小さいため、それでも需給面で人気を集めると思います。
ただ、ファーストアカウンティングはVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されます。
また、ファーストアカウンティングはIPOで人気のAI関連事業を展開していて、業績も黒字化が見えているため、事業面で注目されそうです。
よって、ファーストアカウンティングのIPO評価はAが妥当だと考えています。ファーストアカウンティングIPOは公開価格の2倍前後で初値形成すると予想しています。
ファーストアカウンティングIPOの初値予想
ファーストアカウンティングIPOの初値予想は、仮条件決定後(9月5日以降)に追記させていただきます。
2,600円 (想定価格比:+1,560円)
(※大手予想会社の初値予想第一弾:2,200円~2,600円)
(※大手予想会社の初値予想第二弾:2,600円~3,000円)
ファーストアカウンティングIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ファーストアカウンティングIPOのBB(ブックビルディング)は全力で臨む予定です。
主幹事の大和証券はもちろんのこと、マネックス証券や松井証券などの平幹事ももれなく申し込むつもりです。
大和証券 (主幹事) | BB参加 |
---|---|
SBI証券 | BB参加 |
岡三証券 | BB不参加 |
丸三証券 | 口座なし |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
東洋証券 | ネット口座での取扱いなし |
あかつき証券 | 口座なし |
楽天証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
極東証券 | 口座なし |
大和コネクト証券 | BB参加 |
岡三オンライン | BB参加 |
管理人が利用しているIPOにオススメの証券会社