笹徳印刷(3958)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の9月6日からスタートします。

笹徳印刷は創業133年を迎えた愛知県に本社を置く老舗の印刷会社です。

笹徳印刷はファーストアカウンティングとの同時上場になりますが、規模はどちらも大きくないので、資金分散の影響も小さそうです。

笹徳印刷IPOのBBスタンスとIPO評価

笹徳印刷(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報

銘柄名笹徳印刷
コード3958(パルプ・紙)
主幹事証券東海東京証券
幹事証券(委託含む)SMBC日興証券
大和証券
SBI証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
楽天証券
岡三証券
安藤証券
auカブコム証券
岡三オンライン
上場日9月22日
仮条件決定日9月4日(580円~600円に決定)
ブックビルディング期間9月6日から9月12日
公開価格決定日9月13日(600円に決定)
申込期間9月14日から9月20日まで
公募500,000株(自己株式の処分)
売出し1,253,900株
OA263,000株
吸収金額14.3億円
時価総額43.9億円
想定価格710円→公開価格:600円
初値価格680円

SMBC日興証券 オンライントレード

笹徳印刷IPOの事業内容

笹徳印刷は印刷事業を基盤として、パッケージング分野とコミュニケーション分野で事業を展開しています。

パッケージング分野においては、紙器及び軟包装など包装資材パッケージの企画設計、印刷、加工までを一貫生産し、顧客にタイムリーに供給しています。

また、商品の包装やキッティング作業から発送までを受託するフルフィルメントサービスも行っています。

コミュニケーション分野においては、販売促進関連、テクニカルドキュメンテーション、教育・出版関連の企画、印刷、加工及び広報・IRなどクロスメディアに関連する付帯サービス業務(フルフィルメントサービス)を行っています。

さらに、イベントの企画・運営とソフト開発・デジタルアセットマネジメントサービスなども提供しています。

笹徳印刷の事業概要

笹徳印刷の取引先は上場企業(グループ会社含む)が半数以上を占めており、7割以上の企業と長年にわたって取引が続いていて、創業より長年築いた大手優良企業との信頼関係により、安定的な収益基盤を確立しています。

笹徳印刷の顧客基盤

笹徳印刷はプリントメディアからデジタルメディアへのシフトが加速する中、印刷事業で培った企画力と情報技術力を融合したコンテンツ制作技術により、プリントメディアに関連する新たな事業領域(コンテンツマネジメントサービス、クロスメディア、ソフト制作、画像処理、映像制作など)を拡大する取り組みを展開しています。

IPOによる手取金の使途

  1. 関東工場における製造設備の投資資金
  2. 本社工場における製造設備の投資資金

笹徳印刷IPOの業績

笹徳印刷の業績

(※画像クリックで拡大)

笹徳印刷IPOの売上は頭打ちといった感じですが、利益は綺麗な右肩上がりで伸びています。

笹徳印刷のIPO評価

笹徳印刷はファーストアカウンティングとの同時上場ですが、さほど規模(吸収金額14.3億円)が大きくなくて、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株もないため、それでも需給面はそこまで悪くはありません。

ただ、笹徳印刷は斜陽産業という印象が強い老舗の印刷会社なので、事業面で人気を集めるのは難しそうです。

しかし、笹徳印刷は割安感のある価格設定になっていて、利益が右肩上がりで伸びているのもプラス要素です。

よって、笹徳印刷のIPO評価はCが妥当だと考えています。笹徳印刷は公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。

にほんブログ村 株ブログ IPO・新規公開株へ
にほんブログ村

笹徳印刷IPOの初値予想

笹徳印刷IPOの初値予想は、仮条件決定後(9月4日以降)に追記させていただきます。

600円 (想定価格比:-110円)

(※大手予想会社の初値予想第一弾:760円~900円)

(※大手予想会社の初値予想第二弾:600円~700円)

笹徳印刷IPOのBB(ブックビルディング)スタンス

笹徳印刷IPOのBB(ブックビルディング)は、それなりに参加する予定です。主幹事の東海東京証券をはじめ、SMBC日興証券SBI証券などの平幹事にも申し込むつもりです。

笹徳印刷IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
東海東京証券 (主幹事)BB参加
SMBC日興証券BB参加
大和証券BB検討中
SBI証券BB参加
三菱UFJモルガン・スタンレー証券BB検討中
楽天証券BB参加
岡三証券BB不参加
安藤証券口座なし
auカブコム証券BB検討中
岡三オンラインBB参加


IPO・新規公開株ランキング

管理人が利用しているIPOにオススメの証券会社