トライト(9164)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の7月6日からスタートします。

トライトは看護師、保育士、ケアマネージャーなど、医療・福祉に特化した人材紹介・人材派遣事業などを行っています。

トライトはグロース市場への単独上場なので、スケジュールには恵まれていますね。

トライトIPOのBBスタンスとIPO評価

トライト(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名トライト
コード9164(サービス業)
主幹事証券SMBC日興証券
BofA証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
UBS証券
幹事証券(委託含む)SBI証券
マネックス証券
楽天証券
auカブコム証券
上場日7月24日
仮条件決定日7月5日(1,100円~1,300円に決定)
ブックビルディング期間7月6日から7月11日
公開価格決定日7月12日(1,200円に決定)
申込期間7月13日から7月20日まで
公募0株
売出し40,000,000株
(国内:21,600,000株→17,000,000株
海外:18,400,000株→23,000,000株)
OA6,000,000株
吸収金額745.2億円
(国内:447.1億円→372.6億円
海外:298.1億円→372.6億円)
時価総額1,620億円
想定価格1,620円
初値価格1,133円

SMBC日興証券 オンライントレード

トライトIPOの事業内容

トライトは自社及び子会社4社(株式会社トライトキャリア、株式会社トライトエンジニアリング、株式会社HAB&Co.及び株式会社bright vie)の計5社で構成されており、持株会社として自社グループの経営管理及び同業務に付帯又は関連する業務等を行っています。

また、トライトはグループ会社において、向けに人材紹介・人材派遣サービス、介護施設向けにICTサービス等を提供する医療福祉人材関連事業を展開しています。

トライトは豊富な医療福祉人材や法人及び施設のデータベースを活用し、医療福祉従事者の転職支援を行うことで、契約施設から手数料を受領するビジネスモデルになっています。

トライトのビジネスモデル

トライトはフルサービスで採用支援を行うキャリアアドバイザー型人材紹介と、採用費用を抑制可能なDR(ダイレクト・リクルーティング)型採用支援サービスの両方を展開することで、医療福祉施設の多様な採用ニーズを満たしています。

トライトの医療福祉人材関連事業

さらに、トライトはゼネコンや大手工務店などを派遣先とした建設業界向け人材サービス事業も行っています。

トライトIPOの業績

トライトの業績

(※画像クリックで拡大)

トライトIPOの業績は概ね堅調に推移しているようです。

トライトのIPO評価

トライトは米国及び欧州を中心とする海外市場への販売も予定されていますが、それにしても規模(吸収金額745.2億円)が大きいため、需給面に不安があります。

しかも、トライトは公募株ゼロの売出株のみなので、投資ファンドのイグジット(出口)案件としても警戒されそうです。

また、人手不足が叫ばれる中、医療福祉業界に特化した人材紹介・人材派遣サービスは、今後も需要が見込めそうですが、事業自体は新鮮味に欠けます。

よって、トライトのIPO評価はDが妥当だと考えています。トライトIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想していますが、公開価格を割れる可能性もありそうです。

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トライトIPOの初値予想

トライトIPOの初値予想は、仮条件決定後(7月5日以降)に追記させていただきます。

1,300円 (想定価格比:-320円)

(※大手予想会社の初値予想第一弾:1,720円~1,920円)

(※大手予想会社の初値予想第二弾:1,300円~1,500円)

↓(上場直前の初値予想)

1,134円 (公開価格比:-66円)

(※大手予想会社の初値予想最終版:1,300円)

トライトIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

トライトIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。ただ、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。

トライトIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SMBC日興証券 (主幹事)BB不参加
BofA証券 (主幹事)口座なし
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 (主幹事)BB不参加
UBS証券 (主幹事)口座なし
SBI証券BB参加
マネックス証券BB不参加
楽天証券BB不参加
auカブコム証券BB不参加


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