ホロスホールディングスIPOのBBスタンスとIPO評価！保険代理店IPO

ホロスホールディングス（5839）IPOのBB（ブックビルディング）が、来月の7月5日から始まります。

ホロスホールディングスは保険代理店事業や土地バンクリース事業などを行っています。

ホロスホールディングスは大型なナレルグループとの同時上場になるので、資金分散の影響を受けるかもしれませんね。

※上場中止になりました！

ホロスホールディングス（東証スタンダードIPO）のIPO基本情報

銘柄名	~~ホロスホールディングス~~ 上場中止
コード	5839（保険業）
主幹事証券	SMBC日興証券
幹事証券（委託含む）	みずほ証券岡三証券アイザワ証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券岩井コスモ証券楽天証券 auカブコム証券岡三オンライン
上場日	7月21日
仮条件決定日	7月4日（1,710円～1,840円に決定）
ブックビルディング期間	7月5日から7月11日
公開価格決定日	7月12日
申込期間	7月13日から7月19日まで
公募	0株
売出し	1,548,400株
OA	232,200株
吸収金額	30.4億円
時価総額	57.3億円
想定価格	1,710円
初値価格	上場中止

ホロスホールディングスは連結子会社3社（株式会社ホロスプランニング、株式会社ジェー・ピー・ディー清水、株式会社エルティヴィー）において、保険代理店事業、土地バンクリース事業、教育研修・マーケティング事業の3事業を展開しています。

保険代理店事業では、連結子会社の株式会社ホロスプランニングが保険代理店として全国主要都市にオフィスを展開し、訪問販売を中心に広域型の生損保乗合保険代理店として事業を行っています。

同社に所属する将来設計士は、各々得意とする保険分野(生命保険、損害保険)を中心に保険募集活動をしています。

ちなみに、将来設計士とは株式会社ホロスプランニングに所属する、お金・保険・健康・コミュニケーション・趣味など、あらゆる分野で「人生の達人」でありたいと思うファイナンシャルプランナーの総称です。

土地バンクリース事業では、連結子会社の株式会社ジェー・ピー・ディー清水が近畿地方を中心に農地などの土地保有者から遊休土地を借り受け、土地活用価値を高めたうえで運送事業者等の大口土地ユーザーに転貸等を行っています。

教育研修・マーケティング事業では、将来設計士が持つ顧客に対するコミュニケーションスキルを可視化して、金融機関の富裕層に特化した営業部門やハウスメーカーなど高額商品を取り扱う営業部門等に対して教育研修サービスを提供しています。

ホロスホールディングスIPOの事業構造と各事業の位置付け

（※画像クリックで拡大）

ホロスホールディングスIPOの業績は概ね堅調に推移しています。ただ、売上は右肩下がり気味なので、やや頭打ちといった感じもします。

ホロスホールディングスはナレルグループとの同時上場で、規模（吸収金額30.4億円）もそれなりにあるため、需給面に不安があります。

ただ、欧州及びアジアを中心とする海外市場（米国及びカナダを除く）への販売も予定されているため、海外への配分比率によって状況が変わる可能性はあります。

また、ホロスホールディングスは公募株ゼロの売出株のみなので、投資ファンドのイグジット（出口）案件として警戒されそうです。

さらに、保険代理店事業もIPOで人気とは言えないため、事業面もイマイチという印象です。

よって、ホロスホールディングスのIPO評価はDが妥当だと考えています。ホロスホールディングスIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想していますが、公開価格を割れる可能性もありそうです。

ホロスホールディングスIPOの初値予想は、仮条件決定後（7月4日以降）に追記させていただきます。

1900円（想定価格比：+190円）

（※大手予想会社の初値予想：1,840円～2,100円）

ホロスホールディングスIPOのBB（ブックビルディング）は、今のところ見送るつもりです。ただ、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。