ギックス(9219)IPOのBB(ブックビルディング)が来週の3月14日から開始されます。ギックスはデータを用いて物事を理解・判断するデータインフォームド事業を行っています。
ギックスはAnyMind Groupとの同時上場になるので、地合いや資金分散の影響が気になりますね。
ギックス(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ギックス |
コード | 9219(サービス業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 楽天証券 いちよし証券 auカブコム証券 LINE証券 |
上場日 | 3月30日 |
仮条件決定日 | 3月11日(980円~1,070円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月14日から3月17日 |
公開価格決定日 | 3月18日(1,070円に決定) |
申込期間 | 3月22日から3月25日まで |
公募 | 300,000株 |
売出し | 735,500株 |
OA | 155,300株 |
吸収金額 | 12.7億円 |
時価総額 | 58.8億円 |
想定価格 | 1,070円→公開価格:1,070円 |
初値価格 | 1,100円 |
ギックスIPOの事業内容
ギックスはデータインフォームド(DI)推進企業として、個別の企業・事業の状況に応じたデータを活用した判断の在り方を検討するDIコンサルティングと、その判断を継続的に行うために必要なデータ活用の仕組み(基盤)を構築・運用するDIプラットフォームを展開しています。
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また、ギックスはDIコンサルティング、DIプラットフォームの中で得られたノウハウや独自のツール群を活用し、ソフトウェア・サービスであるDIプロダクトを提供しています。
DIプロダクトとしては、特定の500m×500mのエリアにおける人口動態をリアルタイムで提供する「トチカチ」と、多くのテナント店舗を擁する商業施設での施設内回遊や、観光エリアの観光名所・飲食店などのエリア内回遊を促進するスタンプラリー提供サービス「マイグル」を運営しています。
ギックスIPOの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- 当社の技術を一新するような新たなコンテンツや新技術への研究開発費及び開発を行うための外注費等の運転資金
- 収益獲得の源泉である優秀なエンジニア人材の確保
ギックスIPOの業績
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ギックスIPOの売上は理想的な右肩上がりです。ただ、そのわりに利益が横ばいなのは少し気になりますね。
ギックスのIPO評価
ギックスは同時上場するAnyMind Group(吸収金額99.8億円)より規模(吸収金額12.7億円)が格段に小さいため、需給面ではリードしている感じです。
また、データインフォームドによるコンサルティングやプラットフォーム事業はIPO向きということで一定の評価を得られそうです。
よって、ギックスのIPO評価はBが妥当だと考えています。ギックスIPOは公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。
ギックスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ギックスIPOのBB(ブックビルディング)は今のところ積極的に参加する予定です。主幹事の野村證券はもちろんのこと、楽天証券やLINE証券などの平幹事も申し込むつもりです。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
いちよし証券 | BB参加 |
auカブコム証券 | BB参加 |
LINE証券 | BB参加 |
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