グリッド(5582)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の6月21日からスタートします。

グリッドはAI(人工知能)による社会インフラの計画最適化事業を展開しています。

グリッドはグロースへの単独上場で、その後のIPOとも間隔が空いているため、スケジュールには恵まれていますね。

グリッドIPOのBBスタンスとIPO評価

グリッド(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名グリッド
コード5582(情報・通信業)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)SMBC日興証券
SBI証券
丸三証券
上場日7月7日
仮条件決定日6月19日(2,000円~2,140円に決定)
ブックビルディング期間6月21日から6月27日
公開価格決定日6月28日(2,140円に決定)
申込期間6月29日から7月4日まで
公募876,000株
売出し272,000株
OA172,200株
吸収金額23.6億円
時価総額80.1億円
想定価格1,790円→公開価格:2,140円
初値価格6,400円

SMBC日興証券 オンライントレード

グリッドIPOの事業内容

グリッドは属人性を排し、インフラのオペレーションに関わる様々な制約を変数として、AI技術を用いて短時間で最適な計画を提供する計画最適化事業を展開しています。

グリッドが注力している社会インフラ分野は、電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティの3分野になります。

3分野における計画最適化は化石燃料の削減に直結するため、現在、最も重要な社会課題であるカーボンニュートラルの実現にも貢献しています。

グリッドの注力分野

グリッドはAI技術を用いた社会インフラ領域における計画最適化にフォーカスし、PoC(概念実証)ではなく本番導入を前提としたAIエンジンの開発から入り、実装に至る実績を積み上げています。

グリッドの開発プロセス

グリッドはAIエンジンの開発(AI開発)、AIエンジンを搭載した業務システムの顧客への導入(プラットフォーム開発)、運用・サポートまで一貫して提供することで顧客生涯価値の最大化を図るビジネスモデルを展開しています。

また、グリッドはAI開発及びプラットフォーム開発を「フロー型売上」、運用・サポートを「ストック型売上」と位置付け、新規顧客獲得や既存顧客へのアップセル・クロスセルを展開してフロー型売上を拡大させることで、その後のストック型売上の拡大を図り、安定した成長と収益の確保を目指しています。

グリッドのビジネスモデル

グリッドのテクノロジーは出光興産、日本郵船、オムロン、四国電力、北海道電力など、様々な企業に導入されています。

IPOによる手取金の使途

  1. 人材への投資
  2. 研究開発への投資
  3. 市場開拓への投資

グリッドIPOの業績

グリッドの業績

(※画像クリックで拡大)

グリッドIPOは、2021年6月期にエネルギーソリューション事業から撤退し、AI開発事業に注力することで黒字化を達成しています。

グリッドのIPO評価

グリッドはそれなりの規模(吸収金額23.6億円)ですが、日程に恵まれていて、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株もないため、需給面は良好だと思います。

また、グリッドは時流に乗ったAI関連事業を展開しており、色々な分野の大手企業にも導入されているため、事業面でも注目されると思います。

よって、グリッドのIPO評価はAが妥当だと考えています。グリッドIPOは公開価格の2倍前後で初値形成すると予想しています。

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グリッドIPOの初値予想

グリッドIPOの初値予想は、仮条件決定後(6月19日以降)に追記させていただきます。

5,800円 (想定価格比:+4,010円)

(※大手予想会社の初値予想第一弾:3,600円~4,000円)

(※大手予想会社の初値予想第二弾:4,000円~4,500円)

グリッドIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

グリッドIPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で臨むつもりです。主幹事の野村證券はもちろんのこと、平幹事のSMBC日興証券SBI証券も申し込む予定です。

ジャパニアスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
SMBC日興証券BB参加
SBI証券BB参加
丸三証券口座なし


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