クラダシIPOのBBスタンスとIPO評価！フードロスIPO

クラダシ（5884）IPOのBB（ブックビルディング）が、今週の6月15日からスタートします。

クラダシはフードロス削減につながるソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営しています。

クラダシはIPOラッシュ最終盤での3社同時上場になるので、買い疲れや資金分散の影響を受けそうですね。

クラダシ（東証グロースIPO）のIPO基本情報

銘柄名	クラダシ
コード	5884（小売業）
主幹事証券	大和証券
幹事証券（委託含む）	みずほ証券 SMBC日興証券 野村證券 SBI証券 東洋証券 松井証券 マネックス証券 楽天証券 大和コネクト証券
上場日	6月30日
仮条件決定日	6月13日（500円～520円に決定）
ブックビルディング期間	6月15日から6月21日
公開価格決定日	6月22日（520円に決定）
申込期間	6月23日から6月28日まで
公募	1,150,000株
売出し	2,150,000株
OA	495,000株
吸収金額	19億円
時価総額	53.8億円
想定価格	500円→公開価格：520円
初値価格	800円

クラダシIPOの事業内容

クラダシは楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営しています。

「Kuradashi」では、さまざまな理由で廃棄予定となっている商品をパートナー企業（サプライヤー）から安価で買い取り、ウェブサイト・アプリ上で消費者（会員）に向けて販売しています。

また、「Kuradashi」は売上金の一部で環境保護などの社会貢献活動を支援する仕組みを構築しているので、お手頃価格で商品を購入できるだけでなく、お買い物を通してSDGs（持続可能な社会の実現）に貢献できるエコでソーシャルなビジネスモデルになっています。

クラダシは通常ルートである1次流通、中古販売である2次流通に対して、新品にもかかわらず、さまざまな理由で流通過程で廃棄されてしまう商品を1.5次流通させることにより、廃棄コスト削減と同時にSDGsやESGなどの観点からもパートナー企業（サプライヤー）の企業価値向上につながるサーキュラーエコノミーを実現しています。

クラダシは事業コンセプトと社会貢献の取り組みに賛同した多くのパートナー企業（サプライヤー）から商品を出品されています。

また、フードロス削減やお買い物を楽しみながら社会に貢献できる仕組みに賛同する「Kuradashi」会員数は加速的に増加しています。

クラダシの事業系統図

IPOによる手取金の使途

1. さらなるユーザー獲得に向けてユーザー体験価値向上のため、ECKuradashiの機能的価値向上のためのUI/UX開発、中長期戦略であるKuradashi Stores,Kuradashi Base,KuradashiHub及びKuradashi Forecastの実現のためのシステム開発費

クラダシIPOの業績

（※画像クリックで拡大）

クラダシIPOの売上は右肩上がりですが、それに伴って赤字拡大中なのが気掛かりです。

クラダシのIPO評価

クラダシの規模（吸収金額19億円）はさほど大きくありませんが、ジーデップ・アドバンスとノバレーゼとの3社同時上場になるので、それでも需給面に不安があります。

また、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」の知名度は高く、フードロス削減という独自性のある事業内容でも注目されると思いますが、赤字拡大中というのが懸念材料です。

ちなみに、クラダシはVC（ベンチャーキャピタル）の保有株が約83.2万株ありますが、上場日以後6ヶ月間を経過する日まで所有するとの確約を得ています。

よって、クラダシのIPO評価はCが妥当だと考えています。クラダシIPOは公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。

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クラダシIPOの初値予想

クラダシIPOの初値予想は、仮条件決定後（6月13日以降）に追記させていただきます。

クラダシIPOのBB（ブックビルディング）スタンス

クラダシIPOのBB（ブックビルディング）は今のところ少しだけ参加する予定です。

主幹事の大和証券だけでなく、抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貰えるSBI証券も申し込むつもりです。

クラダシIPOのBB（ブックビルディング）スタンス

大和証券 （主幹事）	BB参加
みずほ証券	BB検討中
SMBC日興証券	BB検討中
野村證券	BB検討中
SBI証券	BB参加
東洋証券	ネット口座での取扱いなし
松井証券	BB検討中
マネックス証券	BB検討中
楽天証券	BB検討中
大和コネクト証券	BB検討中

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