AeroEdge(7409)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週末の6月16日から始まります。
AeroEdge(エアロエッジ)は航空機エンジン部品の製造・販売を行っています。
AeroEdgeは7月のIPO第一弾というだけでなく、6月のIPOラッシュを終えて一息ついたタイミングでの単独上場なので、日程には恵まれていますね。
AeroEdge(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | AeroEdge |
コード | 7409(輸送用機器) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | 野村證券 大和証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 水戸証券 SBIネオトレード証券 大和コネクト証券 |
上場日 | 7月4日 |
仮条件決定日 | 6月14日(1,460円~1,690円に決定) |
ブックビルディング期間 | 6月16日から6月22日 |
公開価格決定日 | 6月23日(1,690円に決定) |
申込期間 | 6月26日から6月29日まで |
公募 | 368,000株 |
売出し | 431,600株 |
OA | 119,900株 |
吸収金額 | 13.4億円 |
時価総額 | 54億円 |
想定価格 | 1,460円→公開価格:1,690円 |
初値価格 | 5,860円 |
AeroEdge(7409)IPOの事業内容
AeroEdgeは栃木県足利市で創業80年を超える菊地歯車株式会社から、2015年9月にスピンアウトする形で設立された企業です。
AeroEdgeは仏Airbus社製A320neoファミリー機と米Boeing社製737MAX機用エンジンである「LEAP」に搭載される、チタンアルミ製の低圧タービンブレードの加工生産・販売を行っています。
AeroEdgeは航空機エンジンメーカー大手である仏SAFRAN社と、LEAPエンジンに搭載される当該チタンアルミブレード需要の35%のシェアで供給する契約を締結しています。
また、AeroEdge製品が搭載されるAirbus社製A320neoファミリー機とBoeing社製737MAX機は、2023年3月末時点でそれぞれ6,427機、4,623機と、2022年の年間引渡機数に対して、10年を超える受注残高機数を抱えているため、今後の生産拡大が期待できます。
AeroEdgeはチタンアルミブレードの生産販売以外にもチタンアルミブレードの加工で培った技術・経験、並びにAdditive Manufacturing(積層造形)技術も活用し、eVTOL(電動垂直離着陸機、いわゆる空飛ぶクルマ)用部品やガスタービン用部品の受託加工も行っています。
IPOによる手取金の使途
- 新工場の建設並びに設備の取得に充当
AeroEdge(7409)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
AeroEdge(7409)IPOの業績はコロナの影響で低迷していましたが、アフターコロナになって一気に回復してきているようです。
AeroEdgeのIPO評価
AeroEdgeは7月のIPO第一弾で、規模(吸収金額13.4億円)もそれほど大きくないため、需給面は良好だと思います。
また、AeroEdgeはVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が約34万株ありますが、180日間のロックアップが掛かっているため、あまり気にする必要はなさそうです。
さらに、航空機エンジン部品の製造事業は地味な印象ですが、技術力の高さで一定の評価を得られそうです。
よって、AeroEdgeのIPO評価はBが妥当だと考えています。AeroEdge(7409)IPOは公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。
AeroEdge(7409)IPOの初値予想
AeroEdge(7409)IPOの初値予想は、仮条件決定後(6月14日以降)に追記させていただきます。
3,000円 (想定価格比:+1,540円)
(※大手予想会社の初値予想:2,700円~3,000円)
↓(上場直前の初値予想)
3,900円 (公開価格比:+2,210円)
(※大手予想会社の初値予想最終版:3,400円)
AeroEdge(7409)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
AeroEdge(7409)IPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加する予定です。主幹事のみずほ証券をはじめ、マネックス証券や楽天証券などの平幹事ももれなく申し込むつもりです。
みずほ証券 (主幹事) | BB参加 |
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野村證券 | BB参加 |
大和証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
水戸証券 | 口座なし |
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