Ｉ-ｎｅのIPO評価とBBスタンス！ヘアケア関連IPO | IPO初値予想 IPO株ビギナーの投資日誌

Ｉ-ｎｅ（4933）IPOのBB（ブックビルディング）が、来週の9月8日からスタートします。Ｉ-ｎｅは、「BOTANIST」や「SALONIA」など、ヘアケア商品や美容家電のヒットブランドを有している企業です。

ただ、Ｉ-ｎｅはＳＴＩフードホールディングスとの同時上場で規模も大きいため、需給面に不安がありますね。

Ｉ-ｎｅ（東証マザーズIPO）のIPO基本情報

銘柄名	Ｉ-ｎｅ
コード	4933（化学）
主幹事証券	SMBC日興証券
幹事証券（委託含む）	SBI証券みずほ証券大和証券楽天証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券マネックス証券 auカブコム証券
上場日	9月25日
仮条件決定日	9月7日（2,580円～2,890円に決定）
ブックビルディング期間	9月8日から9月14日まで
公開価格決定日	9月15日（2,890円に決定）
申込期間	9月16日から9月23日まで
公募	1,713,600株
売出し	428,400株
OA	321,300株
吸収金額	60.8億円
時価総額	205.3億円
想定価格	2,470円→公開価格：2,890円（想定仮条件：2,050円～2,890円の平均価格）
初値価格	3,250円

Ｉ-ｎｅは、ヘアケア製品、美容家電、化粧品及び健康食品関連のブランド及び製商品の開発を行い、卸売事業者を通じた小売店及び量販店運営事業者への卸売販売、インターネットを活用した一般消費者への直接販売を行っています。

主力ブランドの「BOTANIST」は、2015年に植物を生活に取り入れた「ボタニカル」をテーマとしたシャンプー・トリートメントブランドとしてスタートし、2016年よりヘアミルクやヘアオイルなどのインバスアイテム、また2017年からボディーソープを発売しています。

また、「SALONIA」は「BEAUTY is simple　続けられるキレイを。」をコンセプトとした美容家電ブランドとして、こだわりのデザイン、品質及びコストパフォーマンスで市場を開拓しています。

Ｉ-ｎｅは、その他にも美容液成分高配合のスキンケアブランド「skinvill（スキンビル）」、ニコチン０（ゼロ）の次世代型タバコ「NICOLESS（ニコレス）」、ダレノガレ明美氏と共同開発したコスメブランド「CAROME.（カロミー）」などのブランド事業も展開しています。

さらに、Ｉ-ｎｅはビューティーテック（美容とテクノロジーを融合した用語）カンパニーとして、AIを活用した商品開発などにも注力し、更なる成長を目指しています。

Ｉ-ｎｅ（アイエヌイー）IPOの事業系統図

（※画像クリックで拡大）

Ｉ-ｎｅ（アイエヌイー）IPOの売上は横ばい傾向ですが、利益は伸びているので、概ね堅調そうですね。

Ｉ-ｎｅは、吸収金額が想定価格ベースで60.8億円と大きく、ＳＴＩフードホールディングスとの同時上場でもあるので、資金分散の影響を受けそうです。

ただ、欧州及びアジアを中心とする海外市場（ただし、米国及びカナダを除く。）の海外投資家に対しても販売される予定なので、海外の人気次第で状況が変わる可能性もあります。

また、主力ブランドの「BOTANIST」や「SALONIA」は知名度があるため、それなりの関心を集めそうです。

よって、Ｉ-ｎｅのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。Ｉ-ｎｅ（4933）IPOは、海外の人気次第という面もありますが、今のところ公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

Ｉ-ｎｅ（4933）IPOのBB（ブックビルディング）は、今のところ検討中です。Ｉ-ｎｅ（アイエヌイー）IPOは海外での人気や地合いに左右されそうなので、参加するかどうか直前までじっくりと考えて決めるつもりです。

ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで必ず申し込みます。