いつも(7694)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌月の12月3日からスタートします。
いつもは、Amazon、楽天、Yahoo!など、有名ECサイトにおけるマーケティング支援を行っていることで注目されている企業です。
12月頭は、数多くのIPOのBB(ブックビルディング)期間が重なっているので、資金繰りに頭を悩ますことになりそうですね。
いつも(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | いつも |
コード | 7694(小売業) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | 野村證券 岩井コスモ証券 松井証券 極東証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 |
上場日 | 12月21日 |
仮条件決定日 | 12月1日(1,440円~1,540円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月3日から12月9日まで |
公開価格決定日 | 12月10日(1,540円に決定) |
申込期間 | 12月11日から12月16日まで |
公募 | 800,000株 |
売出し | 600,000株 |
OA | 210,000株 |
吸収金額 | 23.2億円 |
時価総額 | 77.8億円 |
想定価格 | 1,440円→公開価格:1,540円 |
初値価格 | 3,610円 |
いつもIPOの事業内容
いつもは、取引先のEC事業への参入障壁及び各課題を解消し、主要ECプラットフォームから自社ECまで含めたEC事業を総合支援するサービスとして、ECマーケットプレイスサービスとECマーケティングサービスを展開しています。
ECマーケットプレイスサービスでは、ブランドメーカーのD2C(自社ECサイトで直接消費者に販売するビジネスモデル)事業支援と、EC専用のカスタマーサービスや倉庫保管・物流サービスを提供するECフルフィルメントサービスを提供しています。
ECマーケティングサービスは、自社コンサルタントが取引先のサイト運営状況を分析し、売上拡大のためのアドバイスをする「ECコンサルティング」、ECサイト構築・広告運用・制作を代行する「マーケティング・クリエイティブ」、Amazon、楽天市場での市場規模、販売数予測、検索占有率データ等を提供し改善アドバイスをする「ECビッグデータ」で構成されています。
IPOによる手取金の使途
- ECマーケットプレイスサービスにおける、ブランドメーカーよりの商品の仕入資金
- 業容拡大に対応した人材獲得のための採用費及び人件費
- 売上増加に伴い発生すると見込まれるデータ処理需要増加に対応するためのシステム投資資金
- 財務体質の強化を目的とした、使用使途が運転資金となる銀行からの借入金の返済資金
いつもIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
いつもIPOの売上は右肩上がりで、利益も急激に伸びていて好調そうですね。
いつものIPO評価
いつもは、IPOラッシュ真っ只中でのポピンズホールディングスとの同時上場で、規模(吸収金額23.2億円)もそれなりにあるため、資金分散や買い疲れの影響を受ける可能性はあります。
ただ、Amazon、楽天、Yahoo!といったECプラットフォームでのビジネスをサポートするEC総合支援事業は人気になりやすく、業績が好調なことからも注目されると思います。
よって、いつものIPO評価は、Aが妥当だと考えています。いつもIPOは公開価格の2倍前後の高い初値が付くと予想しています。
いつもIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
いつもIPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で臨む予定です。主幹事のみずほ証券はもとより、SBI証券やマネックス証券などの平幹事ももれなく申し込むつもりです。
みずほ証券 (主幹事) | BB参加 |
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野村證券 | BB参加 |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
極東証券 | 口座なし |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
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