ココペリ(4167)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌月の12月3日からスタートします。

ココペリは、SaaS型の経営支援プラットフォーム「Big Advance」を提供していることで関心を集めているようです。

ただ、ココペリはIPOラッシュ真っ只中での新規上場になるので、他のIPO銘柄の動向にやや影響を受けるかもしれませんね。

ココペリ

ココペリ(東証マザーズIPO)のIPO基本情報

銘柄名ココペリ
コード4167(情報・通信業)
主幹事証券大和証券
幹事証券(委託含む)SBI証券
丸三証券
マネックス証券
松井証券
上場日12月18日
仮条件決定日12月1日(1,400円~1,600円に決定)
ブックビルディング期間12月3日から12月9日まで
公開価格決定日12月10日(1,600円に決定)
申込期間12月11日から12月16日まで
公募276,000株
売出し806,400株
OA162,300株
吸収金額16.2億円
時価総額94.2億円
想定価格1,300円→公開価格:1,600円
初値価格3,610円

ココペリIPOの事業内容

ココペリは、日本全国の地域金融機関に対して SaaS型の中小企業向け経営支援プラットフォーム「Big Advance」を提供してしています。

Big Advance」は導入している金融機関同士が情報を連携できるシステムになっており、取引先の中小企業に対して、ビジネスマッチング、集客支援(クーポンサイト)、補助金・助成金取得支援など、金融機関の枠を超えたサービスを提供できるようになっています。

ココペリ「Big Advance」

ココペリの収益は、金融機関からのサービス導入時の初期費用と月額固定の保守費用、中小企業から受領する月額利用料に対するレベニューシェアで構成され、積み上げ型で収益を確保できるストックビジネスになっています。

ココペリのビジネスモデル

また、ココペリは企業の様々なビッグデータから意味や妥当性を抽出し、最適な結果を分析・予測するAIモジュール「FAI」も提供しています。

さらに、ココペリは士業が効率的に企業を支援できるよう、税理士の業務・顧問先管理ツールや士業事務所などのホームページの作成等のITサポートサービスも行っています。

IPOによる手取金の使途

  1. 当社の主力事業である中小企業向け経営支援プラットフォーム「Big Advance」の機能強化や新機能の開発等を行うにあたり必要となる優秀な人材を確保するため、エンジニア、営業及びカスタマーサクセス等の人件費・採用教育費

ココペリIPOの業績

ココペリの業績

(※画像クリックで拡大)

ココペリIPOの売上は急激に伸びており、利益も黒字転換しているので、今後に期待できそうです。

ココペリのIPO評価

ココペリはインバウンドテックとの同時上場で、前日に新規上場するかっこビートレンドが初日値付かずになる可能性もあるため、需給面が良好とは言えません。

また、ココペリは規模(吸収金額16.2億円)が大きいわけではありませんが、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株(約150万株)の多さも気になります。

しかし、SaaS関連事業は人気があり、クラウドDX(デジタルトランスフォーメーション)AI(人工知能)といったテーマ性もあるため、それでもかなりの人気を集めると思います。

よって、ココペリのIPO評価は、Aが妥当だと考えています。ココペリIPOは、公開価格の2倍前後で初値形成すると予想しています。

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ココペリIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

ココペリIPOのBB(ブックビルディング)は、当然ながら全力で臨むつもりです。主幹事の大和証券をはじめ、SBI証券マネックス証券などの平幹事も全て申し込む予定です。

ココペリIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
大和証券 (主幹事)BB参加
SBI証券BB参加
丸三証券BB参加
マネックス証券BB参加
松井証券BB参加

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