インバウンドテック(7031)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の12月3日から開始されます。

インバウンドテックは、インバウンドという社名からも分かる通り、多言語コンタクトセンター事業を行っている企業です。

また、インバウンドテックは12月のIPOの中でも一番の値がさということでも関心を集めているようですね。

インバウンドテック

インバウンドテック(東証マザーズIPO)のIPO基本情報

銘柄名インバウンドテック
コード7031(サービス業)
主幹事証券東海東京証券
幹事証券(委託含む)SBI証券
香川証券
エイチ・エス証券
エース証券
水戸証券
上場日12月18日
仮条件決定日12月1日(5,200円~5,700円に決定)
ブックビルディング期間12月3日から12月9日まで
公開価格決定日12月10日(5,700円に決定)
申込期間12月11日から12月16日まで
公募186,200株
売出し20,000株
OA30,900株
吸収金額13.5億円
時価総額48.4億円
想定価格5,700円→公開価格:5,700円
初値価格7,300円

SBI証券[旧イー・トレード証券]

インバウンドテックIPOの事業内容

インバウンドテックはマルチリンガルCRM事業として、主にクライアントの顧客(エンドユーザー)向けに展開するサポート業務を受託し、自社のコンタクトセンターにて、エンドユーザーからの問い合わせをクライアントに代わって対応するサービスを提供しています。

インバウンドテックのコンタクトセンターは、24時間365日体制で稼動しているため、夜間や休日などでもエンドユーザーからの問い合わせを逃すことなく対応が可能で、日本語を含めた12カ国語(日本語、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語、ベトナム語、ロシア語、フランス語、タガログ語、ネール語)に常時対応しています。

マルチリンガルCRM事業概略図

マルチリンガルCRM事業概略図

また、インバウンドテックはセールスアウトソーシング事業として、クライアントに代わって、クライアントの見込み顧客に対して営業を行うサービスを提供しています。

インバウンドテックの事業系統図

インバウンドテックの事業系統図

IPOによる手取金の使途

  1. 社内基幹システムの改修及び老朽化したPC等機器の入替
  2. 従業員の増加に伴う本社改修費用
  3. 本社移転費用及び保証金
  4. AI(人工知能)通訳を中心としたマルチリンガルCRMシステムの機能拡充に係る外注業務委託費用
  5. 提案営業やコンタクトセンター運営に優れた人材の採用費及び人件費
  6. 「マルチリンガルCRM事業」におけるクライアント獲得のための広告宣伝費
  7. 運転資金として調達した借入金の返済資金

インバウンドテックIPOの業績

インバウンドテックの業績

(※画像クリックで拡大)

インバウンドテックIPOの売上は堅調に推移しており、利益もややバラついているものの好調そうです。

インバウンドテックのIPO評価

インバウンドテックは、2018年6月に新規上場する直前になって上場を中止していたので、再チャレンジでの新規上場になります。

インバウンドテックは前回より想定価格をアップ(3,810円→5,700円)させているので、吸収金額もアップ(8.7億円→13.5億円)していますが、値がさで当選枚数も少ないため、それでも需給面で注目されそうです。

また、業績も今のところ概ね好調に推移していますが、インバウンド事業において、新型コロナウィルスの影響は気になりますね。

よって、インバウンドテックのIPO評価は、Bが妥当だと考えています。インバウンドテックIPOは、公開価格をしっかりと上回ったところで初値形成すると予想しています。

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インバウンドテックIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

インバウンドテックIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ全力で臨む予定です。

とは言っても、ネットから申し込めるのは、主幹事の東海東京証券と平幹事のSBI証券及びエイチ・エス証券だけですね。

インバウンドテックIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
東海東京証券 (主幹事)BB参加
SBI証券BB参加
香川証券口座なし
エイチ・エス証券BB参加
エース証券口座なし
水戸証券口座なし

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