JSH(150A)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週末の3月8日から開始されます。
JSHは障がい者雇用支援を通じて地方創生を実現するために、障がい者雇用支援サービスや障がい者定着支援サービスなどを行っています。
JSHはソラコム、L is B、ハッチ・ワークとの4社同時上場になりますが、その中では価格が一番安くて規模も小さいため、影響も小さそうですね。
JSH(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | JSH |
コード | 150A(サービス業) |
主幹事証券 | SBI証券 |
幹事証券(委託含む) | みずほ証券 FFG証券 アイザワ証券 岡三証券 SBIネオトレード証券 岡三オンライン DMM.com証券 |
上場日 | 3月26日 |
仮条件決定日 | 3月6日(350円~380円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月8日から3月14日 |
公開価格決定日 | 3月15日(456円に決定) |
申込期間 | 3月18日から3月22日まで |
公募 | 850,000株 |
売出し | 0株 |
OA | 127,500株 |
吸収金額 | 3.7億円 |
時価総額 | 20.8億円 |
想定価格 | 380円→公開価格:456円 |
初値価格 | 893円 |
JSH(150A)IPOの事業内容
JSHは地域を問わず全ての人が、心豊かに、能力や個性を発揮できる社会を実現するために、在宅医療事業と地方創生事業を展開しています。
在宅医療事業では、近年の精神疾患者の増加に伴う在宅医療ニーズの高まりを受け、医療機関への訪問診療のコンサルティングと、精神疾患者を主たる対象者とした自社看護師職員等による訪問看護サービスを提供しています。
地方創生事業では、過疎化の進展に伴う人口減少や地場産業の衰退に伴う雇用機会の減少等、地方が直面している課題を解決するために、障がい者雇用支援事業と観光物産事業を展開しています。
障がい者雇用支援事業では、地方の障がい者にも均等な就労機会を提供するために、地方創生型障がい者雇用支援サービス「コルディアーレ農園」を運営しています。
「コルディアーレ農園」の収益モデルは、主にサービス導入時に1回限りで発生するスポット売上に加え、サービス利用期間において月額で継続的に発生するリカーリング売上から構成されており、高い安定性を誇る収益モデルになっています。
観光物産事業は、主として旅行代理店事業と民泊事業により構成されており、長崎県の五島事業所にて事業を行っています。
また、物販事業として特産品ECサイト「地場くる」も運営しています。
IPOによる手取金の使途
- 新たな農園開設のための設備費用
- 農園利用企業の獲得や利用企業に紹介する障がい者等の募集のための広告宣伝費用及び農園で働く当社スタッフの採用費用
JSH(150A)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
JSH(150A)IPOの売上は理想的な右肩上がりで、利益も伸びていて好調そうです。
JSHのIPO評価
JSHはIPOラッシュ中の4社同時上場になりますが、手の出しやすい価格で規模(吸収金額3.7億円)も小さいため、それでも需給面で人気を集めると思います。
また、JSHは地方創生や障がい者支援という社会的意義のある事業を展開していて、業績も好調に推移しているため、事業面でも関心を集めそうです。
ただ、ジャフコをはじめとするVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が約213万株あり、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されるのは懸念材料です。
よって、JSHのIPO評価はBが妥当だと考えています。JSH(150A)IPOは公開価格の1.5倍を目途に初値形成すると予想しています。
JSH(150A)IPOの初値予想
JSH(150A)IPOの初値予想は、仮条件決定後(3月6日以降)に追記させていただきます。
870円 (想定価格比:+490円)
(※大手予想会社の初値予想:750円~900円)
↓(上場直前の初値予想)
1,050円 (公開価格比:+594円)
(※大手予想会社の初値予想最終版:900円)
JSH(150A)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
JSH(150A)IPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加するつもりです。
主幹事のSBI証券はもとより、SBIネオトレード証券や岡三オンラインなどの平幹事ももれなく申し込む予定です。
SBI証券 (主幹事) | BB参加 |
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みずほ証券 | BB参加 |
FFG証券 | 口座なし |
アイザワ証券 | 口座なし |
岡三証券 | BB不参加 |
SBIネオトレード証券 | BB参加 |
岡三オンライン | BB参加 |
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