ソラコム(147A)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の3月6日から開始されます。

ソラコムはIoTを実現するために必要となるIoTデバイス、通信サービス、アプリケーションなどをワンストップで支援するIoTプラットフォーム「SORACOM」を提供しています。

ソラコムはL is Bハッチ・ワークJSHとの4社同時上場になります。

ソラコムIPOのBBスタンスとIPO評価

ソラコム(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名ソラコム
コード147A(情報・通信業)
主幹事証券みずほ証券
大和証券
幹事証券(委託含む)野村證券
SMBC日興証券
岡三証券
東海東京証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券
岡三オンライン
DMM.com証券
上場日3月26日
仮条件決定日3月6日(820円~870円に決定)
ブックビルディング期間3月7日から3月13日
公開価格決定日3月14日
申込期間3月15日から3月21日まで
公募4,733,800株
売出し6,071,500株
(国内:774,100株
海外:5,297,400株)
OA1,620,700株
吸収金額105億円
(国内:60.2億円
海外:44.8億円)
時価総額365.2億円
想定価格845円(想定仮条件820円~870円の平均価格)
初値価格1,563円

SMBC日興証券 オンライントレード

ソラコムIPOの事業内容

ソラコムは顧客企業がIoTを導入・運用する際に直面する共通課題を解決するIoTプラットフォーム「SORACOM」を提供しています。

具体的には、IoTデバイスやIoT SIM、IoTに必要な通信回線、IoTサービスに求められるデータ保存や可視化アプリケーション、ネットワークサービス等をプラットフォームサービスとして提供しています。

soracomの事業概要

SORACOMは現在、390以上のキャリアと180の国と地域で利用でき、グローバルかつシームレスなサービス運用を実現している点で顧客企業から評価されています。

グローバルプラットフォーム「soracom」

IoTプラットフォーム「SORACOM」は、日本瓦斯株式会社のスマートメーター「スペース蛍」、ソースネクスト株式会社の「ポケトーク」、ヤマト運輸株式会社の「クロネコ見守りサービス」など、社会に貢献する様々なIoTサービスに活用されています。

soracomの活用事例

ソラコムは2023年3月期の売上高が63億円、過去4年間営業黒字で2024年3月期の第3四半期の営業利益は11.8%に達しています。

また、海外売上高34.2%と高まっており、主要顧客年間解約率は0.3%と低く、毎月継続的に受領しているリカーリング収益は前年比29.2%で成長しています。

ソラコムの実績

IPOによる手取金の使途

  1. 事業拡大のための人件費及び採用費
  2. 広告宣伝・販売促進等のマーケティング投資
  3. IoTプラットフォーム「SORACOM」の拡充のための開発費

ソラコムIPOの業績

ソラコムの業績

(※画像クリックで拡大)

ソラコムIPOの売上は順調に伸びていて、利益もバラついているものの概ね好調に推移しているようです。

ソラコムのIPO評価

ソラコムは以前からIPO候補として名前が挙がっており、KDDIの連結子会社なので親子上場にはなりますが、スイングバイIPO(スタートアップが大企業のサポートを得て成長し上場を目指すこと)ということで話題になっているため、注目度は高いと思います。

ただ、ソラコムはIPOラッシュ中の4社同時上場で、規模(吸収金額105億円)も大きいため、それでも需給面に不安があります。

しかし、ソラコムは欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売が予定されていて、37.5億円に相当する株式数を上限に親引けされる予定もあるため、海外への配分次第で状況も変化しそうです。

また、上位株主には価格による解除条項なしで180日間のロックアップが掛かっているのもプラス要素です。

さらに、プラットフォーム「SORACOM」は知名度があり、IoTというテーマ性もあるため、事業面で注目されそうです。

よって、ソラコムのIPO評価はCが妥当だと考えています。

ソラコムIPOは大型なので地合いに左右されそうですが、今の地合いなら公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。

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ソラコムIPOの初値予想

ソラコムIPOの初値予想は、仮条件決定後(3月6日以降)に追記させていただきます。

1,300円 (想定価格比:+455円)

(※大手予想会社の初値予想:1,500円~1,800円)

↓(上場直前の初値予想)

1,480円 (公開価格比:+610円)

(※大手予想会社の初値予想最終版:2,000円)

ソラコムIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

ソラコムIPOのBB(ブックビルディング)は少しだけ参加する予定です。

今のところ主幹事のみずほ証券と共同主幹事の大和証券には申し込むつもりです。

ソラコムIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
みずほ証券 (主幹事)BB参加
大和証券 (主幹事)BB参加
野村證券BB検討中
SMBC日興証券BB検討中
岡三証券BB不参加
東海東京証券BB検討中
松井証券BB検討中
マネックス証券BB検討中
楽天証券BB検討中
岡三オンラインBB検討中


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