メディア総研(9242)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の8月18日から始まります。メディア総研は、高専生を中心とした理工系学生の就職活動支援などを行っています。

メディア総研はモビルスとの同時上場になりますが、9月のIPO第一弾で、今のところその後のIPOも新規承認されていないため、問題なさそうですね。

メディア総研

メディア総研(東証マザーズIPO)のIPO基本情報

銘柄名メディア総研
コード9242(サービス業)
主幹事証券東洋証券
幹事証券(委託含む)FFG証券
SBI証券
いちよし証券
東海東京証券
岡三証券
極東証券
松井証券
岡三オンライン証券
上場日9月2日
仮条件決定日8月17日(2,600円~2,900円に決定)
ブックビルディング期間8月18日から8月24日
公開価格決定日8月25日(2,900円に決定)
申込期間8月26日から8月31日まで
公募100,000株
売出し200,000株
OA45,000株
吸収金額9億円
時価総額30億円
想定価格2,600円→公開価格:2,900円
初値価格3,105円

SBI証券[旧イー・トレード証券]

メディア総研IPOの事業内容

メディア総研は、新卒採用領域のなかでも希少性の高い理工系の学生に焦点を当て、就職活動イベントの企画・運営を行っています。

高専生向け就職活動イベントでは、日本全国の高等専門学校57校(公立3校、私立3校を含む)を対象に、同一地域に存在する複数校をまとめた就職活動イベント「高専生のための合同会社説明会」等を全国各地で対面形式またはオンライン形式にて開催しています。

大学生向け就職活動イベントでは、東京・大阪といった大都市で「理工系業界研究セミナー」として複数回開催し、主に地方理工系大学の学生と大都市に本社を構える企業とをマッチさせる機会を提供しています。

メディア総研の理工系業界研究セミナー

また、メディア総研は高専出身者の就職先企業での活躍などの情報発信を目的としてWEBマガジン「月刊高専」や、大学生の就職活動を支援するツールとして各大学オリジナルの「大学別就活手帳」の企画制作を行っています。

さらに、メディア総研は2019年6月にWEBサイトの制作及びコンサルティングを主業務にしていた株式会社マグネッツを吸収合併し、同社事業であったWEBサイト制作・WEBサイト保守サポート・動画制作・DTP制作などを受託しています。

メディア総研IPOの事業系統図

メディア総研の事業系統図

(※画像クリックで拡大)

IPOによる手取金の使途

  1. 今後の業容拡大を見据え、サービス拡大及び生産性向上のためのシステム投資
  2. 事業拡大のための人材採用等
  3. 本社移転投資

メディア総研IPOの業績

メディア総研の業績

(※画像クリックで拡大)

メディア総研IPOの業績は概ね好調に推移していて問題なさそうですね。

メディア総研のIPO評価

メディア総研は福岡が本社で、福岡証券取引所Q-Boardへの同時上場になることから、地方色が濃い印象ですが、規模(吸収金額9億円)が小さいため、それでも需給面で注目されると思います。

また、メディア総研はVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が見当たらないこともプラス要素です。

さらに、メディア総研は希少性の高い理工系の学生に特化した就活支援事業を行っており、業績も好調なことから、事業面でも一定の評価を得られそうです

よって、メディア総研のIPO評価は、Bが妥当だと考えています。メディア総研IPOは、公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。

にほんブログ村 株ブログ IPO・新規公開株へ
にほんブログ村

メディア総研IPOのBB(ブックビルディング)スタンス

メディア総研IPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で申し込むつもりです。ただ、主幹事の東洋証券はネット口座での取扱いがないため、SBI証券松井証券などの平幹事に賭けるしかありませんね。

メディア総研IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
東洋証券 (主幹事)ネット口座での取扱いなし
FFG証券口座なし
SBI証券BB参加
いちよし証券BB参加
東海東京証券BB参加
岡三証券BB参加
極東証券口座なし
松井証券BB参加
岡三オンライン証券BB参加

管理人が利用しているIPOにオススメの証券会社


IPO・新規公開株ランキング