ワンキャリア(4377)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の9月21日から開始されます。ワンキャリアは、企業の採用DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するサービスを提供しています。
ワンキャリアは10月のIPO第一弾というだけでなく、直近のアスタリスクから1週間空けての新規上場なので、スケジュールには恵まれていますね。
ワンキャリア(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ワンキャリア |
コード | 4377(情報・通信業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 みずほ証券 楽天証券 極東証券 岩井コスモ証券 いちよし証券 岡三証券 岡三オンライン証券 |
上場日 | 10月7日 |
仮条件決定日 | 9月17日(2,040円~2,090円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月21日から9月28日 |
公開価格決定日 | 9月29日(2,090円に決定) |
申込期間 | 9月30日から10月5日まで |
公募 | 600,000株 |
売出し | 556,200株 |
OA | 173,400株 |
吸収金額 | 27.1億円 |
時価総額 | 114.2億円 |
想定価格 | 2,040円→公開価格:2,090円 |
初値価格 | 2,500円 |
ワンキャリアIPOの事業内容
ワンキャリアは、企業の採用活動や人事業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を支援するキャリアデータプラットフォーム事業を展開しています。
ワンキャリアが構築するキャリアデータプラットフォームは、これまで求職者が複数のチャネルを横断して手に入れる必要があった就職の意思決定に必要な情報を、まとめて1箇所で得ることができるプラットフォームになっています。
ワンキャリアは、このキャリアデータプラットフォームにおいて、求職者には新卒採用支援メディア「ONE CAREER」と中途採用支援メディア「ONE CAREER PLUS」によって、企業には採用DX支援を行う「ONE CAREER CLOUD」によって、求人メディアや採用ソリューションを提供しています。
また、ワンキャリアはその他サービスとして「ONE CAREER」の求職者会員を他のHRサービスなどのアライアンスパートナーに送客し、成果発生件数に応じて収益を得る成果報酬制サービス「マーケティングアライアンス」と、中途採用支援メディア「ONE CAREER PLUS」へ求人広告の掲載や、企業への人材紹介を提供する「中途採用事業」も展開しています。
ワンキャリアIPOの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- 当社の中途採用事業における認知度向上とそれに伴う会員獲得を目的とした広告宣伝費
- 当社の中途採用事業におけるデータ、コンテンツ収集及び制作への外注費
- 当社の新卒採用事業である「ONE CAREER」と中途採用事業である「ONE CAREER PLUS」の改修・リニューアルや新機能の研究開発への人件費及び外注費等
- 営業人員を拡大し、大規模な営業網を構築するための採用広告費
ワンキャリアIPOの業績
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ワンキャリアIPOの売上は綺麗な右肩上がりで、利益も急激に伸びていて好調そうですね。
ワンキャリアのIPO評価
ワンキャリアはそれなりの規模(吸収金額27.1億円)ですが、10月最初のIPOというだけでなく、マザーズへの単独上場なので、需給面はまずまずだと思います。
ただ、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されるVC等の保有株(約51.9万株)は少し気になります。
また、ワンキャリアは時流に乗ったDX(デジタルトランスフォーメーション)というテーマ性のある事業を展開していることでも注目されそうです。
よって、ワンキャリアのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。ワンキャリアIPOは、公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。
ワンキャリアIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ワンキャリアIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ参加するつもりです。主幹事のSMBC日興証券だけでなく、平幹事のSBI証券や楽天証券などにも申し込む予定です。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
みずほ証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
極東証券 | 口座なし |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
いちよし証券 | BB参加 |
岡三証券 | BB参加 |
岡三オンライン証券 | BB参加 |
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