サンケイリアルエステート投資法人(2972)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の2月25日から開始されます。サンケイリアルエステート投資法人は、昨年から不調なREIT(リート)IPOなので、やや厳しそうな気配です。
今年のREIT(リート)IPO第一弾だったエスコンジャパンリート投資法人の初値も公開価格割れだったので、ますます警戒されそうですね。→IPO初値結果(2019年)
サンケイリアルエステート投資法人(東証リートIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | サンケイリアルエステート投資法人 |
コード | 2972 |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | みずほ証券 野村證券 SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
上場日 | 3月12日 |
仮条件決定日 | 2月22日(98,000円~100,000円に決定) |
ブックビルディング期間 | 2月25日から3月4日まで |
公開価格決定日 | 3月5日(100,000円に決定) |
申込期間 | 3月6日から3月8日まで |
公募 | 227,238口 |
売出し | 0口 |
OA | 11,362口 |
吸収金額 | 238.6億円 |
時価総額 | 228.2億円 |
想定価格 | 100,000円→公開価格:100,000円 |
初値価格 | 97,000円 |
サンケイリアルエステート投資法人IPOの事業内容
サンケイリアルエステート投資法人は、フジ・メディア・ホールディングスの「都市開発・観光」事業を推進するサンケイビルグループをスポンサーとする投資法人です。
サンケイリアルエステート投資法人は、サンケイビルグループとの間で「資産循環型ビジネスモデル」を構築することにより、スポンサーとともに持続的成長を目指しています。
サンケイリアルエステート投資法人は、スポンサーがオフィスビルの開発・運営管理に長年の実績・ノウハウを有していることや、オフィスビルを中心とする豊富な保有物件、開発不動産のパイプラインを有していることに鑑み、「オフィスビル」を主たる投資対象とし、都心オフィスビル中心の良質なポートフォリオを構築する予定です。
サンケイリアルエステート投資法人IPOのポートフォリオ
(※画像クリックで拡大)
サンケイリアルエステート投資法人のIPO評価
サンケイリアルエステート投資法人はREIT(リート)IPOなので、大型(吸収金額238.6億円)というほではありませんが、REIT(リート)IPOの初値が昨年から全て公開価格を割れている点で警戒されると思います。
また、都心オフィスビル中心のポートフォリオは良さげですが、平均鑑定NOI利回りは4.1%と低く、格付けも得ていないため、全体的にはイマイチという印象です。
さらに、フジテレビを傘下に収めるフジ・メディア・ホールディングスに属するスポンサーのサンケイビルグループの知名度は高いと思いますが、スポンサーとして強力というほどではありません。
よって、サンケイリアルエステート投資法人のIPO評価は、Dが妥当だと考えています。サンケイリアルエステート投資法人IPOの初値は、公開価格を割れる可能性もあると予想しています。
サンケイリアルエステート投資法人IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
サンケイリアルエステート投資法人IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。3月中旬からはIPOラッシュなので、リスク高めのサンケイリアルエステート投資法人IPOにあえて参加する必要はないと考えています。
大和証券 (主幹事) | BB不参加 |
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みずほ証券 | BB不参加 |
野村證券 | ネット口座での取扱いなし |
SMBC日興証券 | BB不参加 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | ネット口座での取扱いなし |
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