ティアンドエス(4055)IPOのBB(ブックビルディング)が、週明けの7月20日から開始されます。ティアンドエスは、マザーズの小型IPOなので、需給面で注目されているようです。

また、ティアンドエスはその後のIPOと約2週間空いているので、スケジュールにも恵まれていますね。

ティアンドエス

ティアンドエス(東証マザーズIPO)のIPO基本情報

銘柄名ティアンドエス
コード4055(情報・通信業)
主幹事証券いちよし証券
幹事証券(委託含む)野村證券
SBI証券
極東証券
東洋証券
マネックス証券
岡三証券
楽天証券
むさし証券
岡三オンライン証券
上場日8月7日
仮条件決定日7月17日(2,650円~2,800円に決定)
ブックビルディング期間7月20日から7月28日まで
公開価格決定日7月29日(2,800円に決定)
申込期間7月30日から8月4日まで
公募170,000株
売出し77,000株
OA30,000株
吸収金額7.3億円
時価総額46.4億円
想定価格2,650円→公開価格:2,800円
初値価格7,010円

ティアンドエスIPOの事業内容

ティアンドエスは、急成長が見込まれるAI(画像処理、画像認識、機械学習)、ロボット、自動運転、メモリ高速化等の分野にターゲットを置き、あらゆる産業領域の大手企業顧客向けに、システム開発及び運用保守(インフラ構築含む)を中心としたサービスを展開しています。

ソリューションカテゴリーでは、キオクシア(旧東芝メモリ)グループ、東芝グループ、日立グループ等の大手企業顧客向けの請負(開発・運用保守)を中心としたサービスを展開しています。

半導体カテゴリーでは、工場内システムの保守及び運用サービスや、ITヘルプデスク等半導体工場のITインフラストラクチャー運用支援を、キオクシアグループ及び東芝グループ各社より受嘱しています。

先進技術ソリューションカテゴリーでは、ネットワーク・画像認識・ハードウエア制御・メモリ高速化等最新の高度技術を駆使して、ソフトウエアの高機能化及び品質向上を実現するサービスを提供しています。

現在は、AI(人工知能)市場に特化した戦略を図っており、更なる事業拡大を目指しています。

ティアンドエスIPOの事業系統図

ティアンドエスの事業系統図

(※画像クリックで拡大)

IPOによる手取金の使途

  1. 国立大学法人東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センターとの共同研究における研究開発費
  2. 大船事業所開設に伴う人件費、先進技術ソリューションカテゴリーにおいてAI、画像認識に関する専門技術者の人材採用費、事業拡大に伴う人件費に充当
  3. 先進技術ソリューションカテゴリーにおいてAIプロセッサ開発等に使用するサーバの取得費用、本社サーバルームを拡張するための建物附属設備購入及び保証金、大船事業所開設のための建物附属設備購入及び保証金、社内経営管理システムの導入資金に充当

ティアンドエスIPOの業績

ティアンドエスの業績

(※画像クリックで拡大)

ティアンドエスIPOの業績は概ね好調に推移していますね。

ティアンドエスのIPO評価

ティアンドエスはマザーズへの単独上場で規模(吸収金額7.3億円)も小さく、日程にも恵まれているので、需給面は良好だと思います。

また、事業面ではキオクシア(旧東芝メモリ)グループ、東芝グループ、日立グループへの依存度の高さ(シェア約70%)が気になりますが、システム開発及び運用保守事業は地味ながらも根強い人気があり、業績も良いことから一定の評価を得られそうです。

さらに、ティアンドエスはAI(人工知能)をはじめとした先進技術に力を入れている点でも関心を集めるかもしれません。

よって、ティアンドエスのIPO評価は、Aが妥当だと考えています。ティアンドエスIPOは、公開価格の2倍を上回る高い初値が付くと予想しています。

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ティアンドエスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

ティアンドエスIPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で臨む予定です。ただ、主幹事のいちよし証券は抽選配分比率が1%しかないので、100%完全抽選のマネックス証券楽天証券に期待したいですね。

ティアンドエスIPOのBB(ブックビルディング)スタン
いちよし証券 (主幹事)BB参加
野村證券BB参加
SBI証券BB参加
極東証券口座なし
東洋証券ネット口座での取扱いなし
マネックス証券BB参加
岡三証券BB参加
楽天証券BB参加
むさし証券BB参加
岡三オンライン証券BB参加

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