トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)IPOのBB(ブックビルディング)が、3月16日から開始されます。
トランザクション・メディア・ネットワークスはキャッシュレス決済のゲートウェイサービスを提供しています。
トランザクション・メディア・ネットワークスは4月のIPO第一弾で、前後のIPOとも程よく間隔が空いているため、日程には恵まれていますね。
トランザクション・メディア・ネットワークス(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | トランザクション・メディア・ネットワークス |
コード | 5258(情報・通信業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 東海東京証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 岩井コスモ証券 auカブコム証券 LINE証券 |
上場日 | 4月4日 |
仮条件決定日 | 3月15日(880円~930円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月16日から3月23日 |
公開価格決定日 | 3月24日(930円に決定) |
申込期間 | 3月27日から3月30日まで |
公募 | 5,971,700株 |
売出し | 5,379,500株 (国内:2,760,800株 海外:2,618,700株) |
OA | 1,702,600株 |
吸収金額 | 114.9億円 (国内:91.8億円 海外:23億円) |
時価総額 | 324.5億円 |
想定価格 | 880円→公開価格:930円 |
初値価格 | 1,388円 |
トランザクション・メディア・ネットワークスIPOの事業内容
トランザクション・メディア・ネットワークスは主に流通業の事業者を顧客とし、複数のキャッシュレス決済事業者と加盟店をつなぎ、あらゆるキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供するゲートウェイサービスを提供しています。
現在は加盟店に対して電子マネー、クレジット、QR・バーコード、ハウスプリペイド、共通ポイントといった幅広い43の決済サービスをワンストップで提供できる企業として事業を拡張し、1台の決済端末で複数の決済手段に対応したい小売店舗のニーズと、多くの小売店舗と繋がりたい決済ブランド事業者のニーズに対応するゲートウェイとして、1,000社を超える加盟店に導入されています。
トランザクション・メディア・ネットワークスは「クラウド(シンクライアント)型電子決済」を国内で初めて商用化した企業です。
決済サービスをクラウド化したことで、それまで店舗に複数台設置されていた決済ブランド毎の決済端末を1台に集約することが可能となった他、複雑な複数層のネットワークの簡素化による障害箇所の低減や、決済情報をデータベース化の上、一元管理することによる保守性の大幅改善等を実現しています。
トランザクション・メディア・ネットワークスの事業は、主に大型加盟店向けのダイレクト営業による「POSレジ直結型」と、ホワイトレーベルによる中小加盟店向けの「CCT(クレジットカード端末)接続型」の2つの接続方式に分かれています。
トランザクション・メディア・ネットワークスIPOの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- データセンターの拡張性・安全性強化のためのシステム投資
- 決済サービスの拡充等に対応するためのシステム投資
- 新規サービスである「情報プロセシング」基盤構築のためのシステム投資
- 決済システム岩盤化のためのシステム投資
トランザクション・メディア・ネットワークスIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
トランザクション・メディア・ネットワークスIPOの売上は堅調に推移していますが、利益はかなりバラついていますね。
トランザクション・メディア・ネットワークスのIPO評価
トランザクション・メディア・ネットワークスは4月最初のIPOというだけでなく、単独上場でもありますが、規模(吸収金額114.9億円)が大きいので、それでも需給面にやや不安があります。
ただ、トランザクション・メディア・ネットワークスは欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているので、海外での人気によって状況も変わりそうです。
また、トランザクション・メディア・ネットワークスはキャッシュレスという国策とマッチした事業を展開していることでも注目されそうです。
よって、トランザクション・メディア・ネットワークスのIPO評価はCが妥当だと考えています。
トランザクション・メディア・ネットワークスIPOは公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。
トランザクション・メディア・ネットワークスIPOの初値予想
1,210円 (想定価格比:+280円)
(※大手予想会社の初値予想:1,100円~1,300円)
↓(上場直前の初値予想)
1,400円 (公開価格比:+470円)
(※大手予想会社の初値予想最終版:1,300円)
トランザクション・メディア・ネットワークスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
トランザクション・メディア・ネットワークスIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。
主幹事の野村證券だけでなく、SMBC日興証券や松井証券などの平幹事も申し込む予定です。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB参加 |
SMBC日興証券 | BB参加 |
東海東京証券 | BB検討中 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
岩井コスモ証券 | BB検討中 |
auカブコム証券 | BB検討中 |
LINE証券 | BB検討中 |
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