バリオセキュア(4494)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の11月11日から始まります。バリオセキュアは、新型コロナウィルスによる上場中止組だったので、仕切り直しての新規上場になります。
規模的には前回とほぼ同程度で、幹事証券の顔ぶれも主幹事の野村證券をはじめ前回と全く同じですね。
バリオセキュア(東証2部)のIPO基本情報
銘柄名 | バリオセキュア |
コード | 4494(情報・通信業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SMBC日興証券 大和証券 いちよし証券 みずほ証券 岡三証券 岩井コスモ証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 岡三オンライン証券 |
上場日 | 11月30日 |
仮条件決定日 | 11月11日(2,210円~2,250円に決定) |
ブックビルディング期間 | 11月12日から11月17日まで |
公開価格決定日 | 11月18日(2,250円に決定) |
申込期間 | 11月19日から11月25日まで |
公募 | 0株 |
売出し | 2,365,000株 |
OA | 354,700株 |
吸収金額 | 60.1億円 |
時価総額 | 82.4億円 |
想定価格 | 2,210円→公開価格:2,250円 |
初値価格 | 2150円 |
バリオセキュアIPOの事業内容
バリオセキュアは、セキュリティサービス企業として、セキュリティサービスで利用する機器の調達、機器にインストールする基幹ソフトウエアの開発、機器の設置・設定、機器設置後の監視・運用までをワンストップで行っています。
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バリオセキュアは、監視・運用サービスを基本に各種セキュリティサービスを月額費用により提供しているため、導入企業が増加すれば年々収益が積み上がるリカーリングビジネスになっており、収益の安定化と継続的な拡大を実現しています。
バリオセキュアは、マネージドセキュリティサービスとしてセキュリティシステム導入やレンタル機器の運用・保守を行っており、インテグレーションサービスとして中小企業向け統合セキュリティ機器の販売やネットワーク機器の調達や構築を行っています。
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バリオセキュアIPOの業績
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バリオセキュアIPOの業績は、概ね堅調に推移していて問題なさそうです。
バリオセキュアのIPO評価
バリオセキュアは、前回と比べて売出株が2,720,400株から2,365,000株へと減少し、想定価格が2,080円から2,210円へとアップしており、吸収金額が65.1億円から60.1億円へとやや小さくなっています。
バリオセキュアIPOの前回の詳細記事
しかし、バリオセキュアはそれでも規模は大きく、公募株ゼロで売出株のみの再上場IPO(2006年に大阪証券取引所のヘラクレスに新規上場し、2009年に上場を廃止)でもあるため、VC(ベンチャーキャピタル)のイグジット(出口)案件として、かなり警戒されると思います。
ただ、セキュリティ関連事業はIPOで根強い人気があり、業績も悪くないため、事業面では一定の評価を得られそうです。
よって、バリオセキュアのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。バリオセキュアIPOは、公開価格を目途に初値形成すると予想していますが、公開価格を割れる可能性もありそうです。
バリオセキュアIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
バリオセキュアIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込むつもりです。
野村證券 (主幹事) | BB不参加 |
---|---|
SMBC日興証券 | BB不参加 |
大和証券 | BB不参加 |
いちよし証券 | BB不参加 |
みずほ証券 | BB不参加 |
岡三証券 | BB不参加 |
岩井コスモ証券 | BB不参加 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB不参加 |
マネックス証券 | BB不参加 |
岡三オンライン証券 | BB不参加 |
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