アルマード(4932)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の6月8日からスタートします。
アルマードは、卵殻膜(卵の殻の内側にある薄い膜)を配合した化粧品や全身美容サプリメントなどを開発・販売している企業です。
アルマードは、昨年(2020年)の4月にコロナの影響によって上場を中止していたので、IPO仕切り直し組ですね。
アルマード(東証ジャスダックIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | アルマード |
コード | 4932(化学) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | みずほ証券 SMBC日興証券 SBI証券 マネックス証券 岡三証券 いちよし証券 東海東京証券 楽天証券 岡三オンライン証券 |
上場日 | 6月24日 |
仮条件決定日 | 6月8日(840円~880円に決定) |
ブックビルディング期間 | 6月9日から6月14日 |
公開価格決定日 | 6月15日(880円に決定) |
申込期間 | 6月16日から6月21日まで |
公募 | 50,000株 |
売出し | 5,250,000株 |
OA | 795,000株 |
吸収金額 | 51.2億円 |
時価総額 | 87.3億円 |
想定価格 | 840円→公開価格:880円 |
初値価格 | 861円 |
アルマードIPOの事業内容
アルマードは「世界の人々の人生に健康と美しさをもたらす。卵殻膜とバイオテクノロジーで。」という経営理念のもと、卵殻膜原料を活用した食品及び化粧品の製造販売を行っています。
ちなみに、卵殻膜とは鶏卵の殻の内側にある薄い膜で、シスチンを含む18種類のアミノ酸、プロテオグリカン、ヒアルロン酸等で構成されており、美容・健康成分が含まれています。
アルマードは卵殻膜を主原料とした化粧品として、公式通販ブランド「CELLULA」とTV通販ブランド「Ode」を展開しています。
また、アルマードは卵殻膜を主原料とした全身美容サプリメント「TO-II」と、全身美容ドリンク「III型(ビューティードリンク)」も展開しています。
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アルマードは、TVショッピング専門チャンネルであるQVCテレビショッピングにおいて、卵殻膜食品及び卵殻膜化粧品を販売しています。
さらに、アルマードは自社ECサイトや他社ECサイト等を通じて、直接注文を受け、製品を配送する販売も行っています。
ちなみに、定期顧客会員数は2018年4月に自社ECサイトを通じた定期購買サービスを開始して以降から増加傾向にあり、会員数は3万7千人に達しています(2021年3月末時点)。
アルマードIPOの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- 全社広告
- ブランディング費用
アルマードIPOの業績
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アルマードIPOの業績は、2020年3月期まで概ね好調に推移していました。しかし、2021年3月期は新型コロナウィルスの影響で減収減益になっています。
アルマードのIPO評価
アルマードIPOの公開株数は前回とほぼ同程度ですが、想定価格が1,620円から840円へと大幅に安くなっているため、吸収金額も100.6億円から51.2億円へと大幅にダウンしています。
しかし、アルマードはIPOラッシュ真っ只中での4社同時上場なので、それでも需給面で厳しいと言わざるを得ません。
また、アルマードはほとんどが売出株で、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も多いため、投資ファンドのイグジット案件として警戒される可能性もあります。
ただ、卵殻膜ヘルスケア事業は独自性があり、価格が約半額になったことから割安という点でも一定の評価を得られかもしれません。
よって、アルマードのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。アルマードIPOは、公開価格前後で初値形成すると予想しています。
アルマードIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
アルマードIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。ただ、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込みます。
野村證券 (主幹事) | BB検討中 |
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みずほ証券 | BB検討中 |
SMBC日興証券 | BB検討中 |
SBI証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB検討中 |
岡三証券 | BB検討中 |
いちよし証券 | BB検討中 |
東海東京証券 | BB検討中 |
楽天証券 | BB検討中 |
岡三オンライン証券 | BB検討中 |
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