アスマーク(4197)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の11月16日からスタートします。

アスマークはアンケートサイト「D style web」などを運営しているマーケティング・リサーチ会社です。

アスマークは12月最初のIPOというだけでなく、直近のバリュークリエーションから約2週間空けての新規上場になるため、日程に問題はありませんね。

ASMARQのBBスタンスとIPO評価

アスマーク(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報

銘柄名アスマーク
コード4197(情報・通信業)
主幹事証券SBI証券
幹事証券(委託含む)大和証券
岡三証券
極東証券
松井証券
あかつき証券
SBIネオトレード証券
岡三オンライン
DMM.com証券
上場日12月4日
仮条件決定日11月14日(2,150円~2,300円に決定)
ブックビルディング期間11月16日から11月22日
公開価格決定日11月24日(2,300円に決定)
申込期間11月27日から11月30日まで
公募85,000株
売出し425,000株
OA76.500株
吸収金額13.5億円
時価総額25億円
想定価格2,300円→公開価格:2,300円
初値価格2,150円

SMBC日興証券 オンライントレード

アスマークIPOの事業内容

アスマークは「自社独自の価値を創造し続け、独創的で高品質なマーケティング・リサーチサービスを提供する企業として顧客・リサーチ業界の発展に貢献する」を企業ビジョンとして掲げながら、国内外においてマーケティング・リサーチに関するサービスを提供しています。

マーケティング・リサーチとは、企業や公共機関が、消費者が本当に望んでいるもの、本当に魅力を感じていただけるものを作るための情報を科学的に集め、分析し、商品計画等に反映させる手法です。

アスマークではマーケティング・プロセスにおいて必要な解決方法をすべて網羅的に有しており、顧客のマーケティング課題に合わせて、課題整理、調査企画・設計、調査実施、集計・分析、レポート作成に至るまで、リサーチの川上から川下まで、マーケティング・プロセスにおけるトータルサポートを可能にしています。

マーケティング・プロセス

アスマークはオンライン・リサーチ、オフライン・リサーチ、パネル・リクルーティングの各サービスを提供しています。

アスマークは2020年9月に仮想バックルームを実装したオンラインインタビューツール「i-PORT voice」をリリースしています。本ツールは、オンラインでも高品質で快適な定性調査を実現できる、自社のオリジナルシステムとなっています。

アスマークのリサーチを利用する顧客は、調査会社、広告代理店、一般消費財メーカー、マスコミ関連企業等で、2022年11月末現在、クライアント社数は1,061社、クライアント窓口数(注1)は2,371窓口となっています。

アスマークのクライアント数の推移

アスマークの事業において、パネルの質と量は非常に重要な要素であり、2023年6月末現在において、有効パネル数は100万人超となっており、国内でも大規模な自社パネル基盤を有しています。

アスマークのリサーチ専用パネル「D style webパネル」では、回答したアンケートの分量に応じて定められたポイントが付与され、一定ポイント以上貯まると、現金、 電子マネー、Amazonギフト券などと交換することができます。

D style web 会員登録プロモーション

アスマークは多種多様な業界との取引実績として年間取引社数は2022年11月期実績で1,061社となり、強固な信頼関係に裏付けられたリピート率は95.3%に達しています。

また、アスマークはHRテック事業として、今まで培ってきたマーケティング・ノウハウを融合した従業員総活躍サービス「Humap(ヒューマップ)」も提供しています。

アスマークIPOの事業系統図

アスマークの事業系統図

IPOによる手取金の使途

  1. 既存リサーチ事業をより強化するためのリサーチシステム開発費
  2. HRテック事業を成長させるための広告宣伝費
  3. セキュリティ対策を始めとしたインフラ関連の設備強化費用
  4. 業容拡大に伴う人員増加に係る採用費用

アスマークIPOの業績

アスマークの業績

(※画像クリックで拡大)

アスマークIPOの業績は、利益が落ち込んだ時期もありますが、概ね堅調に推移しているようです。

アスマークのIPO評価

アスマークは12月のIPO第一弾で、規模(吸収金額13.5億円)もさほど大きくなく、VCの保有株も見当たらないため、需給面は良好だと思います。

ただ、売出株(425,000株)が公募株(85,000株)の5倍もあるのは少し気になります。

また、マーケティング・リサーチ事業は目新しさに欠けるものの、情報・通信セクターということでそれなりの評価を得られそうです。

ちなみに、アスマークはTOKYO PRO Market(プロ投資家向けマーケット)からの鞍替え上場で、TOKYO PRO Marketでは上場日(2022年1月)に1,100円で取引きされていました。

よって、アスマークのIPO評価はCが妥当だと考えています。アスマークIPOは公開価格の1.3倍前後で初値形成すると予想しています。

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アスマークIPOの初値予想

アスマークIPOの初値予想は、仮条件決定後(11月14日以降)に追記させていただきます。

2,800円 (想定価格比:+500円)

(※大手予想会社の初値予想第一弾:2,400円~2,800円)

(※大手予想会社の初値予想第二弾:2,300円~2,600円)

アスマークIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

アスマークIPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加する予定です。主幹事のSBI証券をはじめ、松井証券岡三オンラインなどの平幹事ももれなく申し込むつもりです。

アスマークIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SBI証券 (主幹事)BB参加
大和証券BB参加
岡三証券BB不参加
極東証券口座なし
松井証券BB参加
あかつき証券口座なし
SBIネオトレード証券BB参加
岡三オンラインBB参加


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