オートサーバー(5589)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の9月7日から開始されます。
オートサーバーは中古車流通総合サービス「ASNET(エーエスネット)」を運営しています。
オートサーバーはネットスターズとの同時上場になるので、資金分散の影響を受けそうですね。
オートサーバー(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | オートサーバー |
コード | 5589(情報・通信業) |
主幹事証券 | SBI証券 |
幹事証券(委託含む) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券 東海東京証券 松井証券 アイザワ証券 岡三証券 むさし証券 SBIネオトレード証券 auカブコム証券 岡三オンライン |
上場日 | 9月26日 |
仮条件決定日 | 9月5日(2,400円~2,670円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月7日から9月13日 |
公開価格決定日 | 9月14日(2,670円に決定) |
申込期間 | 9月15日から9月21日まで |
公募 | 400,000株 |
売出し | 1,600,000株 (国内:698,200株 海外:901,800株) |
OA | 300,000株 |
吸収金額 | 61.4億円 (国内:37.3億円 24.1億円) |
時価総額 | 181.6億円 |
想定価格 | 2,670円→公開価格:2,670円 |
初値価格 | 2,280円 |
オートサーバーIPOの事業内容
オートサーバーは中古車取扱事業者がインターネット上で中古車を売買することのできる会員制サービスプラットフォーム「ASNET(エーエスネット)」を運営しています。
ASNETでは、国内の中古車取扱事業者を対象に「オークション代行サービス」、「ASワンプラサービス」及び、付帯サービスとして「陸送手配サービス」、「中古車販売支援サービス」、「カスタマーコミュニケーション支援サービス」、「中古パーツ通販サービス」、「カー用品通販サービス」の7つのサービスを提供しています。
主要サービスのオークション代行サービス「オークション代行」は、国内141(2022年12月末現在、サテライト会場含む)のオークション会場の運営事業者と業務提携契約を結び、ASNETを通じて提携先オートオークションに参加する事を可能とするサービスになっています。
オートサーバーの「オークション代行」においては、これまでオートオークションに参加するために必要だった入会金や保証金、月会費等を要さず、ASNETが接続している全てのオートオークションに参加できるようになります。
同業他社と比較した場合、「オークション代行サービス」においては、参加が可能なオートオークション会場数は国内141会場(サテライト会場含む)と最多であり、ASNETだけで国内95%のオートオークション会場の出品車両を検索する事ができます。
業者間中古車売買仲介サービス「ASワンプラ」は、店頭在庫車両を持つASNET会員と車両を落札したいASNET会員との売買を仲介するサービスになっています。
店頭在庫車両を持つASNET会員にとっては、店舗での小売販売と並行しながらASNETにおいて業販を行う事ができるため、販売機会を拡大する事ができます。他方、落札したいASNET会員においては、時間優先の原則にしたがい、一定金額で仕入れを行う事ができます。
オートサーバーIPOの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- ASNET会員の利便性向上を目的としたASNETの機能拡張や取引処理システムの開発、業務効率のさらなる向上を目的とした業務管理システムの開発、BCP対策を目的としたハードウェアの購入
- 運転資金の一部
- 当社の財務体質の強化のため、短期借入金の返済
オートサーバーIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
オートサーバーIPOの業績は横ばいで、成長性に乏しい感じですね。
オートサーバーのIPO評価
オートサーバーはネットスターズとの同時上場で規模(吸収金額61.4億円)も大きいため、資金分散の影響を受けると思います。
ただ、オートサーバーIPOは欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されています。
また、中古車業界はビッグモーターの件で不信感が募っているのも気掛かりです。
さらに、オートサーバーは前身の旧オートサーバーが台湾の新興株式市場であるグレタイ証券市場に上場していたことがあるため、海外市場とはいえ再上場的な側面があるのも少し気になります。
よって、オートサーバーのIPO評価はDが妥当だと考えています。オートサーバーIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。
オートサーバーIPOの初値予想
オートサーバーIPOの初値予想は、仮条件決定後(9月5日以降)に追記させていただきます。
2,540円 (想定価格比:-130円)
(※大手予想会社の初値予想第一弾:2,770円~3,200円)
(※大手予想会社の初値予想第二弾:2,670円~2,900円)
↓(上場直前の初値予想)
2,456円 (公開価格比:-214円)
(※大手予想会社の初値予想最終版:2,670円)
オートサーバーIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
オートサーバーIPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。ただ、主幹事のSBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。
SBI証券 (主幹事) | BB参加 |
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB検討中 |
みずほ証券 | BB検討中 |
東海東京証券 | BB検討中 |
松井証券 | BB検討中 |
アイザワ証券 | 口座なし |
岡三証券 | BB不参加 |
むさし証券 | BB不参加 |
SBIネオトレード証券 | BB検討中 |
auカブコム証券 | BB検討中 |
岡三オンライン | BB検討中 |
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