ネットスターズ(5590)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週末の9月8日からスタートします。
ネットスターズはマルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」を提供しています。
ネットスターズはオートサーバーとの同時上場になるので、資金分散の影響が気掛かりですね。
ネットスターズ(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ネットスターズ |
コード | 5590(情報・通信業) |
主幹事証券 | 大和証券 SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 楽天証券 岩井コスモ証券 マネックス証券 岡三証券 松井証券 岡三オンライン DMM.com証券 |
上場日 | 9月26日 |
仮条件決定日 | 9月7日(1,420円~1,450円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月8日から9月14日 |
公開価格決定日 | 9月15日(1,450円に決定) |
申込期間 | 9月19日から9月22日まで |
公募 | 700,000株 |
売出し | (国内:1,580,000株 海外:943,300株) |
OA | |
吸収金額 | (国内:47.8億円 海外:16.3億円) |
時価総額 | 288.5億円 |
想定価格 | 1,730円→公開価格:1,450円 |
初値価格 | 1,334円 |
ネットスターズIPOの事業内容
ネットスターズは複数のキャッシュレス決済を1つのアプリで決済可能にするマルチQRコード決済サービス「StarPay」を提供しています。
ネットスターズは決済端末を提供するだけでなく、既に店舗にあるタブレットやPOSシステムがQRコード決済に対応できるよう、APIを使って決済サービスを提供しており、形式を問わず柔軟に決済サービスを提供することができます。
「StarPay」は、今のところ日本国内外合わせて25種類以上のQRコード決済ブランドを統合しており、QRコード決済ブランドのカバレッジ数は国内最大級となっています。
また、ネットスターズは事前注文や出前サービスなど、スマートフォンを利用した様々なDX化の取り組みを行いたい加盟店に対して、ミニアプリ等のDX製品を開発・提供し、クロスセルを図っています。
ネットスターズIPOの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- StarPay(決済システム)機能拡充のための投資
- 審査・運用システム機能拡充のための投資
- DX/ミニアプリ関連システム機能拡充のための投資
- 新規加盟店等獲得のための営業人員及び開発体制強化のためのエンジニアの増員に伴う人件費及び採用費
ネットスターズIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ネットスターズIPOの業績は右肩上がりで伸びていて、それに伴って赤字も縮小していますが、それでもまだ赤字ですね。
ネットスターズのIPO評価
ネットスターズは規模(吸収金額69.8億円)が大きいだけでなく、同規模のオートサーバーとの同時上場になるので、需給面に不安があります。
ただ、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているので、海外への配分次第で状況が変わる可能性はあります。
また、キャッシュレス決済は国策とマッチしているため、事業面で関心を集めそうですが、赤字というのが懸念材料です。
さらに、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されるVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が多いのも気掛かりです。
よって、ネットスターズのIPO評価はCが妥当だと考えています。ネットスターズIPOは今のところ公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。
ネットスターズIPOの初値予想
ネットスターズIPOの初値予想は、仮条件決定後(9月7日以降)に追記させていただきます。
1,400円 (想定価格比:-330円)
(※大手予想会社の初値予想第一弾:1,830円~2,200円)
(※大手予想会社の初値予想第二弾:1,450円~1,600円)
ネットスターズIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ネットスターズIPOのBB(ブックビルディング)は見送る予定です。ただ、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込みます。
大和証券 (主幹事) | BB不参加 |
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SMBC日興証券 (主幹事) | ネットからの申込み不可 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB不参加 |
岩井コスモ証券 | BB不参加 |
マネックス証券 | BB不参加 |
岡三証券 | BB不参加 |
松井証券 | BB不参加 |
岡三オンライン | BB不参加 |
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