ブルーイノベーション(5597)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の11月27日からスタートします。
ブルーイノベーションはドローンやロボット活用業務に必要な機能をワンストップで提供するデバイス・データ統合プラットフォーム「Blue Earth Platform®︎(BEP)」を提供しています。
ブルーイノベーションは10月から始まったIPOの新ルールを採用しているため、BB期間や上場日などが流動的なので要注意です。
ブルーイノベーション(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ブルーイノベーション |
コード | 5597(情報・通信業) |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 楽天証券 岡三証券 マネックス証券 松井証券 auカブコム証券 岡三オンライン |
上場日 | 12月12日 |
仮条件決定日 | 11月24日(1,220円~1,320円に決定) |
ブックビルディング期間 | 11月27日から12月1日 |
公開価格決定日 | 12月4日(1,584円に決定) |
申込期間 | 12月5日から最長12月8日まで |
公募 | 550,000株 |
売出し | 196,200株 |
OA | 111,000株 |
吸収金額 | 11.1億円 |
時価総額 | 49.8億円 |
想定価格 | 1,300円→公開価格:1,584円 |
初値価格 | 2,023円 |
ブルーイノベーションIPOの事業内容
ブルーイノベーションは複数のドローンやロボットなどのデバイスを遠隔で制御・統合管理する独自のプラットフォーム「Blue Earth Platform®︎(BEP)」ベースに、様々な業務を自動化・効率化するソリューションを提供しています。
具体的には点検、教育、物流及びネクスト(新規ソリューション創造)の4つのソリューションを提供しており、ソフトウェアの開発・提供を中心に事業を展開しています。
ブルーイノベーションでは顧客の課題に合わせた他社製のドローン等をベースとして、センサの選定、チューニング及びソフトウェアの開発を行うことにより、各課題に合わせて最適なドローンのソリューションを提供することが可能となっています。
ブルーイノベーションは屋内施設のように一般のドローンでは飛行できない非GPS環境での点検や、屋外においてもGPS(衛星測位システム)のみでは高精度に点検できない特殊環境でも点検できることが強みとなっています。
また、ブルーイノベーションはドローンにおけるソリューション提供だけでなく、パイロットの育成を通じてドローン業界の市場拡大も目指して事業を展開しています。
ブルーイノベーションはフロー型サービスで顧客を開拓し、ストック型サービスにも繋げていくことで、継続的収益の拡大を目指しています。
IPOによる手取金の使途
- ドローンを活用したプラント施設の点検サービスの提供や、点検ドローン機体のリースに必要となるドローン等の購入
- 当社の主要サービスであるBEPソリューションパッケージの機能拡大
- 販売強化のための営業人員増強
- 認知度及びブランド力の向上を目的としたマーケティング活動
- 長期借入金返済
ブルーイノベーションIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ブルーイノベーションIPOの売上は堅調に推移していますが、利益は連続赤字ですね。
ブルーイノベーションのIPO評価
ブルーイノベーションの規模(吸収金額11.1億円)はそれほど大きくありませんが、アウトルックコンサルティングとの同時上場になった場合、資金分散の影響を受ける可能性があります。
また、ブルーイノベーションはVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されるのも気掛かりです。
ただ、ドローンなどを統合管理するプラットフォーム「Blue Earth Platform®︎(BEP)」は独自性があり、ドローン関連事業もこれから様々な分野での活用が期待されているため、事業面で注目されると思います。
業績は連続赤字なので、今の地合いでも将来性を見込んで赤字を許容できるかがポイントになりそうです。
よって、ブルーイノベーションのIPO評価はBが妥当だと考えています。ブルーイノベーションIPOは公開価格の1.5倍を目途に初値形成すると予想しています。
ブルーイノベーションIPOの初値予想
ブルーイノベーションIPOの初値予想は、仮条件決定後(11月24日以降)に追記させていただきます。
2,000円 (想定価格比:+700円)
(※大手予想会社の初値予想:1,800円~2,200円)
↓(上場直前の初値予想)
2,400円 (公開価格比:+816円)
(※大手予想会社の初値予想最終版:2,200円)
ブルーイノベーションIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ブルーイノベーションIPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加する予定です。主幹事の大和証券はもとより、マネックス証券や松井証券などの平幹事ももれなく申し込むつもりです。
大和証券 (主幹事) | BB参加 |
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
岡三証券 | BB不参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
auカブコム証券 | BB参加 |
岡三オンライン | BB参加 |
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