アウトルックコンサルティング(5596)IPOのBB(ブックビルディング)が、11月27日から開始されます。

アウトルックコンサルティングは予算編成、予算管理、見込管理など、企業の管理会計・経営管理に特化したコンサルティングサービスを提供しています。

ブルーイノベーションとの同時上場になった場合は、資金分散の影響を受けるかもしれませんね。

アウトルックコンサルティングIPOのBBスタンスとIPO評価

アウトルックコンサルティング(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名アウトルックコンサルティング
コード5596(情報・通信業)
主幹事証券SMBC日興証券
幹事証券(委託含む)三菱UFJモルガン・スタンレー証券
マネックス証券
SBI証券
丸三証券
楽天証券
岩井コスモ証券
岡三証券
松井証券
水戸証券
auカブコム証券
岡三オンライン
上場日12月12日
仮条件決定日11月24日(1,700円~1,800円に決定)
ブックビルディング期間11月27日から12月1日
公開価格決定日12月4日(1,800円に決定)
申込期間12月5日から12月8日まで
公募50,000株
売出し1.812,800株
(国内:1,211,000株
海外:601,800株)
OA279,400株
吸収金額42.8億円
(国内:30.8億円
海外:12億円)
時価総額71.4億円
想定価格2,000円→公開価格:1,800円
初値価格1,656円

SMBC日興証券 オンライントレード

アウトルックコンサルティングIPOの事業内容

アウトルックコンサルティングは、企業の予算管理・予算編成・経費予算管理などの管理会計・経営管理を高度化・効率化するための自社独自開発の経営管理システム「Sactona(サクトナ)」の開発・販売・導入開発コンサルティング・保守・インフラストラクチャー提供をしています。

Sactona(サクトナ)の最大の特徴は、顧客のネットワーク上にサーバーを設置するオンプレミス形態のほか、クラウドによるサービス提供の形態を選択できることです。

また、Sactona(サクトナ)は専用アプリ等のインストールを必要とせず、ブラウザとExcelがあれば稼働するのも大きな利点です。

Sactona(サクトナ)では使い慣れたExcelを入出力帳票としてそのまま利用することができるため、ユーザへの様々な負担を軽減ないしは回避することができます。

Sactona(サクトナ)のシステム概要図

sactona(サクトナ)のシステム概要図

利用者はブラウザから展開されるExcelにデータを入力してファイルを閉じるだけで、数値がリアルタイムにデータベースに反映されます。

各部門、子会社からの集計結果は、社内の会計システム、販売管理システム、人事システムとも情報連携し、Excel表やグラフでリアルタイムに閲覧できます。

ビジネスのベースとなる「Sactona(サクトナ)」製品ライセンスおよびインフラサービスは、年間利用料型のサブスクリプションモデルとなっています。

解約率(2023年3月期)は4%以下であり、毎年売上高が積み上がる構造となっているため、安定した経営基盤を構築しています。

コンサルティングビジネスにおいては、導入時に顧客のニーズをヒアリングし、あるべき経営管理を協議しながら「Sactona」上に顧客ごとのアプリケーションにおける開発、導入を円滑かつ効率的に進めています。

アウトルックコンサルティングではベースビジネスとコンサルティングビジネスが両輪となって、双方の相乗効果を実現するビジネスモデルとなっています。

アウトルックコンサルティングのビジネスモデル

顧客企業の業種は製造業が約4割、非製造業が約6割となっており、業種、業態、規模を問わず、数多くの企業に導入されています。

導入顧客企業例

導入顧客企業例

IPOによる手取金の使途

  1. 採用費用
  2. 海外マーケティング費用

アウトルックコンサルティングIPOの業績

アウトルックコンサルティングの業績

(※画像クリックで拡大)

アウトルックコンサルティングIPOの業績は概ね堅調に推移しているようです。

アウトルックコンサルティングのIPO評価

アウトルックコンサルティングは規模(吸収金額42.8億円)が大きく、ブルーイノベーションとの同時上場になる可能性も高いため、需給面に不安があります。

また、投資ファンドによる売出株が多いため、イグジット(出口)案件として警戒されるかもしれません。

ただ、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているため、海外への配分次第で状況も変化しそうです。

さらに、コンサル関連は根強い人気があり、業績も堅調に推移しているため、事業面ではそれなりの評価を得られそうです。

よって、アウトルックコンサルティングのIPO評価はCが妥当だと考えています。アウトルックコンサルティングIPOは公開価格をやや上回ったところで初値形成すると予想しています。

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アウトルックコンサルティングIPOの初値予想

アウトルックコンサルティングIPOの初値予想は、仮条件決定後(11月24日以降)に追記させていただきます。

1,800円 (想定価格比:-200円)

(※大手予想会社の初値予想:2,100円~2,300円)

↓(上場直前の初値予想)

1,710円 (公開価格比:-90円)

(※大手予想会社の初値予想最終版:1,800円)

アウトルックコンサルティングIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

アウトルックコンサルティングIPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで必ず申し込みます。

アウトルックコンサルティングIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SMBC日興証券 (主幹事)BB検討中
三菱UFJモルガン・スタンレー証券BB検討中
マネックス証券BB検討中
SBI証券BB参加
丸三証券口座なし
楽天証券BB検討中
岩井コスモ証券BB検討中
岡三証券BB不参加
松井証券BB検討中
水戸証券口座なし
auカブコム証券BB検討中
岡三オンラインBB検討中


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