S&JのIPO評価とBBスタンス！サイバーセキュリティ関連IPO | IPO初値予想 IPO株ビギナーの投資日誌

S&J（5599）IPOのBB（ブックビルディング）が、翌週の11月29日から始まります。

S&Jはサイバー攻撃に対処するためのサイバーセキュリティに関する様々なサービスを提供しています。

S&Jは魁力屋との同時上場なので、資金分散の影響が気になりますね。

S&J（東証グロースIPO）のIPO基本情報

銘柄名	S&J
コード	5599（情報・通信業）
主幹事証券	東海東京証券
幹事証券（委託含む）	SMBC日興証券楽天証券マネックス証券松井証券岡三証券丸三証券あかつき証券極東証券東洋証券むさし証券岡三オンライン
上場日	12月15日
仮条件決定日	11月27日（1,200円～1,320円に決定）
ブックビルディング期間	11月29日から12月5日
公開価格決定日	12月6日（1,320円に決定）
申込期間	12月7日から12月12日まで
公募	480,000株
売出し	1,110,000株
OA	238,500株
吸収金額	24.1億円
時価総額	72.1億円
想定価格	1,320円→公開価格：1,320円
初値価格	1,289円

S&Jは大企業及び中堅企業に対し、情報システムへのセキュリティアドバイザー活動やサイバーセキュリティ事故対応を行い、それらの知見を活かしたセキュリティ監視・運用サービスを提供しています。

S&Jのセキュリティ監視・運用サービスの特徴は、疑わしい事象の検知状況を通知するだけではなく、具体的な対処やアドバイスを実施していることです。

コンサルティングサービスでは、セキュリティアドバイザーとして顧客のセキュリティ対策実施状況を把握したうえで、サイバーセキュリティ事故発生時に備えた課題を抽出し、優先度の高い課題への対応支援や中期的な改善提案を行っています。

また、顧客にインシデント（当社事業においてはサイバーセキュリティ事故を示します）が発生した際の対応も支援しています。

SOCサービスでは、自社独自開発のSIEMであるSOC Engineをサービス提供することにより、お客様の情報システム全体（パソコン、重要サーバ、セキュリティ機器、クラウド環境など）を監視・運用しています。

また、SOC Engineの開発、監視・運用における高度な知見や経験を活かし、他社のSIEM製品を用いた監視・運用サービスにも対応しています。

EDR監視サービスでは、自社独自開発のクラウド型EDRであるKeepEye®による監視サービスを提供しています。KeepEye®では運用の多くをS&Jが行うことで、「顧客がセキュリティ専門家を雇用しない最小限の運用」で、高度なサイバー攻撃への対策運用が実現できることになります。

また、他社のEDR製品を利用した監視・運用サービスも提供しています。EDR製品からは多くの検知アラートが通知されますが、それをS&Jのアナリストが24時間365日体制で高度に分析し、早急な対象が求められると判断される事象については、アナリストが対処を行っています。

S&Jの事業系統図

（※画像クリックで拡大）

S&J（5599）IPOの業績は好調に推移しているようです。

S&J（5599）IPOの初値予想は、仮条件決定後（11月27日以降）に追記させていただきます。

1,600円（想定価格比：+280円）

（※大手予想会社の初値予想：1,420円～1,700円）

↓（上場直前の初値予想）

1,450円（公開価格比：+130円）

（※大手予想会社の初値予想最終版：1,400円）

S&Jは魁力屋との同時上場で、規模（吸収金額24.1億円）もそれなりにあるため、需給面にやや不安があります。

また、S&Jは親子上場（マクニカホールディングス（3132）の子会社）ということでも警戒されるかもしれません。

ただ、セキュリティ関連はIPOで人気になりやすく、業績も好調に推移しているため、事業面で注目されそうです。

よって、S&JのIPO評価はCが妥当だと考えています。S&J（5599）IPOは公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。

S&J（5599）IPOのBB（ブックビルディング）は今のところ参加するつもりです。主幹事の東海東京証券だけでなく、SMBC日興証券やマネックス証券などの平幹事も申し込む予定です。