CaSyのIPO評価とBBスタンス！家事代行プラットフォームIPO | IPO初値予想 IPO株ビギナーの投資日誌

CaSy（9215）IPOのBB（ブックビルディング）が、来月の2月4日から始まります。CaSy（カジー）は主に家事代行サービスやハウスクリーニングサービスを提供しています。

CaSyはSBI証券が今年初めて主幹事を務めるIPOなので、IPOチャレンジポイントのボーダーラインや当選配分数に注目が集まりそうですね。

CaSy（東証マザーズIPO）のIPO基本情報

銘柄名	CaSy
コード	9215（サービス業）
主幹事証券	SBI証券
幹事証券（委託含む）	みずほ証券松井証券マネックス証券丸三証券楽天証券岩井コスモ証券極東証券東洋証券水戸証券 SBIネオトレード証券 SBIネオモバイル証券
上場日	2月22日
仮条件決定日	2月2日（1,230円～1,350円に決定）
ブックビルディング期間	2月4日から2月10日
公開価格決定日	2月14日（1,350円に決定）
申込期間	2月15日から2月18日まで
公募	125,000株
売出し	86,600株
OA	31,700株
吸収金額	3.3億円
時価総額	25.5億円
想定価格	1,350円→公開価格：1,350円
初値価格	2,001円

CaSyは主にお掃除代行サービスとお料理代行サービス及びその他暮らしのサービス（ハウスクリーニングサービスや整理収納サービス）を9都府県（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、京都府、愛知県、宮城県）のサービス対象エリアで提供するマッチングプラットフォームを運営しています。

CaSyでは家事代行サービスを実施するサービススタッフを「キャスト」と呼んでおり、お客様とキャスト共にCaSyの規約に同意し、登録を行う必要があります。

また、CaSyではサービスの依頼から支払いまで全てのやり取りをスマートフォンアプリ「CaSy」もしくは自社サービスサイト「CaSy」で行っています。

CaSyはマッチング自動化システムや専用アプリを独自開発し、ITテクノロジーを活用することでマッチングの最適化を図るなど家事代行サービスにおけるDX（デジタルトランスフォーメーション）化を推進しています。

マッチングシステムについては、これまでに蓄積された大量のマッチングデータを活用し、お客様とキャストの相性を考慮したマッチングを実現しています。

CaSyの事業系統図

（※画像クリックで拡大）

CaSyのビジネスモデルは、CtoBtoC（Consumer to Business to Consumer：企業が仲介して個人間の取引を行うこと）であり、お客様とキャストとのマッチング及び各種調整と取引の決済機能が主なものとなっています。

主に家事代行サービス事業におけるお客様と家事代行サービスを実施するサービススタッフであるキャストの集客を行うための当社及び当社サービスの認知向上施策の展開を目的とした広告宣伝費
システム開発を目的としたシステム開発費（ソフトウエア開発としての設備投資）
システム開発を目的としたシステム開発に係る費用（人件費、外注費等として費用処理されるもの）

（※画像クリックで拡大）

CaSy（カジー）の売上は右肩上がりで伸びていて、利益も黒字転換が見ているので今後に期待できそうです。

CaSyは同時上場のノーザよりも規模（吸収金額3.3億円）が小さく、主幹事も個人投資家に人気のSBI証券なので、需給面は良好だと思います。

ただ、CaSyはVC（ベンチャーキャピタル）の保有株が約30万株あるのがやや気になります。

また、家事代行サービスは目新しさに欠けますが、DX（デジタルトランスフォーメーション）というテーマ性で注目されそうです。

よって、CaSyのIPO評価は、Bが妥当だと考えています。CaSy（カジー）IPOは公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。

CaSy（9215）IPOのBB（ブックビルディング）は、もちろん全力で臨む予定です。主幹事のSBI証券はもとより、松井証券やマネックス証券などの平幹事もしっかりと申し込むつもりです。