コマースOneホールディングス(4496)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の3月24日からスタートします。

コマースOneホールディングスは、IPOで根強い人気があるECプラットフォーム事業を行っていることで注目されていた企業です。

しかし、IPOの地合いは冷え込んだままなので、今のままでは当初に期待されたような結果は残せそうにありませんね。

※上場中止になりました!

コマースOneホールディングス

コマースOneホールディングス(東証マザーズIPO)のIPO基本情報

銘柄名コマースOneホールディングス
コード4496(情報・通信業)
主幹事証券大和証券
幹事証券(委託含む)みずほ証券
いちよし証券
松井証券
SBI証券
上場日4月9日(上場中止
仮条件決定日3月19日→3月23日(1,180円~1,350円に決定)
ブックビルディング期間3月24日から3月30日まで
公開価格決定日3月31日
申込期間4月2日から4月7日まで
公募240,000株
売出し436,900株→384,200株
OA101,500株→93,600株
吸収金額13.2億円→12,1億円
時価総額65.1億円
想定価格1,690円
初値価格上場中止

コマースOneホールディングスIPOの事業内容

コマースOneホールディングスは、持株会社として統括している連結事業子会社の株式会社フューチャーショップ株式会社ソフテル株式会社TradeSafeにおいて、国内中堅・中小ECサイト運営企業向けに、ECサイト運営を支援するサービスをSaaS形式にて提供するECプラットフォーム事業を展開しています。

株式会社フューチャーショップでは、成長志向のSME(中堅中小企業)を支援する「SaaS型ECサイト構築プラットフォーム futureshop」を提供しています。

フューチャーショップの実績

futureshopは、月額費用のみの完全ストック型なので、安定した収益が見込めるビジネスモデルになっています。

株式会社ソフテルでは、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなど、複数モールの受注を自動で取込み、メール送信、出荷処理等、大変な業務をまとめて処理することが可能な販売管理・在庫管理ソフト「通販する蔵」や、自社ネットショップ構築パッケージ「出店する蔵」などを提供しています。

株式会社TradeSafeでは、ECサイトの認証サービス及びデータ解析に基づく受注傾向表示などの経営補助ツールを提供しています。

IPOによる手取金の使途

  1. (株)フューチャーショップの新機能拡充及び(株)ソフテルの「通販する蔵」カスタマイズの効率化などの機能拡充のためのソフトウェア開発資金
  2. 事業拡大に係るグループ人材開発

コマースOneホールディングスIPOの業績

コマースOneホールディングスの業績

(※画像クリックで拡大)

コマースOneホールディングスIPOの業績は、概ね好調に推移していて、今後も期待できそうです。

コマースOneホールディングスのIPO評価

コマースOneホールディングスは、それほど規模(吸収金額13.2億円)が大きくなく、同時上場のロコガイドも上場中止になったため、3社同時上場から2社同時上場になったので、需給面はまずまずだと思います。

また、ECプラットフォーム事業はIPO向きで、業績が好調に推移していることからも関心を集めそうです。

よって、コマースOneホールディングスのIPO評価は、Bが妥当だと考えています。ただし、IPOの地合いは今のところ最悪なので、あくまでも地合いがある程度回復したならばという条件付きです。

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コマースOneホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

コマースOneホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。地合いがある程度回復した場合は、それなりに参加しようと思います。

コマースOneホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
大和証券 (主幹事)BB検討中
みずほ証券BB検討中
いちよし証券BB検討中
松井証券BB検討中
SBI証券BB参加

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