ステムセル研究所(7096)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の3月24日から始まります。ステムセル研究所は、再生医療や細胞治療に欠かせないさい帯血バンク事業を展開していることで注目されている企業です。
ステムセル研究所は、ロコガイドとコマースOneホールディングスとの3社同時上場の予定でしたが、ロコガイドが上場中止になったので、需給面は多少改善されています。ただ、今は地合いが最悪なので、上場までに地合いも改善されてほしいですね。
※上場中止になりました!
ステムセル研究所(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ステムセル研究所 |
コード | 7096(サービス業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 東洋証券 いちよし証券 エース証券 SBI証券 auカブコム証券 |
上場日 | 4月9日(上場中止) |
仮条件決定日 | |
ブックビルディング期間 | 3月25日から3月30日まで |
公開価格決定日 | 3月31日 |
申込期間 | 4月1日から4月6日まで |
公募 | 256,200株 |
売出し | 573,100株 |
OA | 124,300株 |
吸収金額 | 19.3億円 |
時価総額 | 103.5億円 |
想定価格 | 2,020円 |
初値価格 | 上場中止 |
ステムセル研究所IPOの事業内容
ステムセル研究所は、民間さい帯血バンクとして1999年に設立され、さい帯血の分離・保管を行う細胞バンク事業を行っています。
ちなみに、さい帯血とはお母さんと赤ちゃんをつないでいるへその緒や、胎盤の中に含まれている赤ちゃんの血液のことで、再生医療や細胞治療での利用の可能性が注目されています。
細胞バンク事業では、さい帯血分離保管委託契約に基づき、顧客よりさい帯血にかかる分離料、検査料、登録料及び細胞保管料を収受し、将来の使用に備えて保管する事をビジネスモデルとしています。
ステムセル研究所IPOの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- さい帯(へその緒)保管サービスの開始に向けて、機能拡充を含めた顧客管理ITシステムの導入のための設備資金の一部として充当
- 現在、細胞保管センターのある神奈川県横浜市緑区の同施設内に、新たな細胞処理センターを設置し、検体の保管容量増強のための細胞保管センターの拡充に係る設備資金の一部として充当
ステムセル研究所IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ステムセル研究所IPOは、バイオ関連としては珍しく黒字で、売上も堅調に推移していて、概ね好調と言えそうです。
ステムセル研究所のIPO評価
ステムセル研究所は、同時上場するはずだったロコガイドが上場中止になったのは幸いでしたが、それでもコマースOneホールディングスとの同時上場で、規模(吸収金額19.3億円)もそれなりにあるため、需給面にやや不安があります。
ただ、さい帯血バンク事業は独自性があり、再生医療というテーマ性でも関心を集めそうです。
よって、ステムセル研究所のIPO評価は、Bが妥当だと考えています。ただし、地合いが改善されないと評価を下げざる終えない状況になるため、まずは地合いの回復がポイントになりますね。
ステムセル研究所IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ステムセル研究所IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。地合いが回復してくれば、積極的に参加しようと考えています。
野村證券 (主幹事) | BB検討中 |
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB検討中 |
SMBC日興証券 | BB検討中 |
東洋証券 | ネット口座での取扱いなし |
いちよし証券 | BB検討中 |
エース証券 | 口座なし |
SBI証券 | BB参加 |
auカブコム証券 | BB検討中 |
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