松屋アールアンドディ(7317)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の3月18日から開始されます。松屋アールアンドディは、小型なマザーズIPOとして注目されてるようです。
ただ、東京株式市場は新型コロナウイルスの影響で下落し続けており、昨日新規上場したIPO3銘柄の初値も全て公開価格を割れてしまったため、このままだと今後のIPOも厳しい上場になりそうです。
松屋アールアンドディ(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | 松屋アールアンドディ |
コード | 7317(輸送用機器) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 みずほ証券 岡三証券 東洋証券 岡三オンライン証券 |
上場日 | 4月6日 |
仮条件決定日 | 3月16日(910円~960円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月18日から3月25日まで |
公開価格決定日 | 3月26日(910円に決定) |
申込期間 | 3月27日から4月1日まで |
公募 | 280,000株 |
売出し | 343,000株 |
OA | 93,400株 |
吸収金額 | 6.9億円 |
時価総額 | 24.3億円 |
想定価格 | 960円→公開価格:910円 |
初値価格 | 838円 |
松屋アールアンドディIPOの事業内容
松屋アールアンドディは、縫製自動機の開発・製造・販売を行う縫製自動機事業と、自社設計の縫製自動機を用いて各種縫製品の製造・販売を行う縫製品事業の2つの事業を行っています。
縫製自動機事業は、松屋アールアンドディ設立のきっかけとなった事業であり、自動車の安全装置(エアバッグ・シートベルト)のみならず、アパレル・航空機分野などあらゆる縫製の自動化・省人化・省熟化を推進することを目的として、顧客の要望に合わせた電子プログラムミシン等の縫製自動機・レーザー裁断機等の開発、製造、販売を行っています。
縫製品事業では、オムロングループ向けの血圧計腕帯、自動車関連メーカー等向けのカーシートカバー、エアバッグ、自動車内装品等の製造及び販売を行っています。
さらに、松屋アールアンドディはこれまで培ってきた技術競争力を活かしながら、双腕縫製ロボットによる縫製自動機などの次世代技術の研究開発も進めています。
IPOによる手取金の使途
- 連結子会社における研究開発資金として、縫製自動機事業の拡大のために、MatsuyaR&D(Vietnam)Co.,Ltd.に研究開発施設を設け、自動機の開発、AI縫製自動機及び3D縫製自動機の製造費用に充当
- 連結子会社における研究開発人員の人件費に充当
- 連結子会社における設備資金として、縫製品事業の拡大に伴い、MatsuyaR&D(Vietnam)Co.,Ltd.における第3工場及び第5工場の内装に係る建物付属設備費用及び移転費用、裁断機及びミシン等の設備購入費用に充当
- 当社における人件費及び人材採用費として、主に当社の縫製自動機事業における営業部門及び製造部門等の人件費及び人材採用費に充当
松屋アールアンドディIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
松屋アールアンドディIPOの業績は、利益にバラつきが見られるものの、概ね堅調に推移しているようです。
松屋アールアンドディのIPO評価
松屋アールアンドディは、マザーズへの単独上場で規模(吸収金額6.9億円)も小さいため、需給面で人気を集めると思います。
また、縫製自動機事業は地味ながらも堅実な印象ですが、オムロングループにかなり依存している点は少し気になります。
よって、松屋アールアンドディのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。松屋アールアンドディIPOは、公開価格をしっかりと上回ったところで初値形成すると予想しています。
松屋アールアンドディIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
松屋アールアンドディIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ積極的に申し込むつもりです。主幹事の野村證券だけでなく、平幹事のSBI証券や岡三オンライン証券
などにも申し込もうと考えています。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
みずほ証券 | BB参加 |
岡三証券 | BB参加 |
東洋証券 | ネット口座での取扱いなし |
岡三オンライン証券 | BB参加 |
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