サイフューズ(4892)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の11月15日からスタートします。

サイフューズは自社開発の革新的技術「バイオ3Dプリンティング」を用いた再生医療事業を行っています。

サイフューズは12月のIPO第一弾ということで注目されそうですね。

サイフューズ

サイフューズ(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名サイフューズ
コード4892(医薬品)
主幹事証券SBI証券
幹事証券(委託含む)岡三証券
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
楽天証券
アイザワ証券
東洋証券
松井証券
水戸証券
SBIネオトレード証券
岡三オンライン
auカブコム証券
DMM.com証券
上場日12月1日
仮条件決定日11月11日(1,470円~1,620円に決定)
ブックビルディング期間11月15日から11月21日
公開価格決定日11月22日(1,620円に決定)
申込期間11月24日から11月29日まで
公募1,250,000株
(国内:933,500株
海外:316,500株)
売出し279,300株
OA229,300株
吸収金額30.7億円
(国内:25.2億円
海外:5.5億円)
時価総額125.1億円
想定価格1,745円(想定仮条件1,470円~2,020円の平均価格)

公開価格:1,620円
初値価格1,720円

SBI証券[旧イー・トレード証券]

サイフューズIPOの事業内容

サイフューズが開発を進める製品は「患者から採取した細胞のみを材料とし、バイオ3Dプリンタを使用して作製した立体的な組織・臓器を患者自身の体内へ移植することで、患者自身の体内の組織・臓器が有する機能を回復・再生させる」という新しい治療コンセプトの再生医療等製品です。

サイフューズの再生医療

サイフューズでは、自社で開発したバイオ3Dプリンタ「regenova®(レジェノバ)」及び「S-PIKE®(スパイク)」による基盤技術の普及とともに、神経・骨軟骨・血管など様々な組織・臓器再生の再生医療等製品の開発を進めています。

また、サイフューズは病気のメカニズムを解明する病態モデルや新薬の有効性・毒性・代謝等を評価する創薬スクリーニングツールとしての3D細胞製品の実用化も進めています。

サイフューズの製品概要

(※画像クリックで拡大)

サイフューズは主軸となるバイオ3Dプリンティング技術の発達に加えて、細胞の加工技術、評価技術、培養プロセスの無人化、ロボット技術等、及びそれらのシステム化技術等の周辺産業および支援産業との連携・協調を強化し、再生・細胞医療市場という成長産業の一体的な発展を目指しています。

IPOによる手取金の使途

  1. 現在開発中の再生医療パイプライン(末梢神経再生、骨軟骨再生、血管再生)の臨床試験費用
  2. 次世代パイプラインの研究開発を推進するための研究開発費用
  3. 各パイプラインの商業化に必要なシステム機器等の開発費用、今後の事業拡大に向けた体制強化費用
  4. 人件費・システム維持費用等

サイフューズIPOの業績

サイフューズの業績

(※画像クリックで拡大)

サイフューズIPOの業績は前期こそ黒字でしたが、それまでは大幅赤字ですね。

サイフューズのIPO評価

サイフューズは10月最初のIPOですが、それなりの規模(吸収金額30.7億円)でVC(ベンチャーキャピタル)の保有株も多いため、それでも需給面にやや不安があります。

ただ、サイフューズは欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)への販売も予定されているため、海外の人気次第で多少なりとも状況が変わる可能性はあります。

また、バイオ3Dプリンタを用いた再生医療は素人目にも画期的にうつりますが、業績は概ね赤字というのが気掛かりです。

よって、サイフューズのIPO評価はCが妥当だと考えています。サイフューズIPOは今のところ公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

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サイフューズIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

サイフューズIPOのBB(ブックビルディング)は、いまのところ検討中です。ただし、主幹事のSBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込むつもりです。

サイフューズIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SBI証券 (主幹事)BB参加
岡三証券BB不参加
SMBC日興証券BB検討中
三菱UFJモルガン・スタンレー証券BB検討中
楽天証券BB検討中
アイザワ証券口座なし
東洋証券ネット口座での取扱いなし
松井証券BB検討中
水戸証券口座なし
SBIネオトレード証券BB検討中
岡三オンラインBB検討中
auカブコム証券BB検討中


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