エブレン(6599)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の6月11日から開始されます。エブレンはジャスダックの電子機器セクターなので、全体的に地味な印象です。
ただし、エブレンは単独上場で規模が小さいため、需給面で関心を集めそうですね。
エブレン(東証ジャスダックIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | エブレン |
コード | 6599(電気機器) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | いちよし証券 マネックス証券 楽天証券 |
上場日 | 6月29日 |
仮条件決定日 | 6月9日(1,200円~1,350円に決定) |
ブックビルディング期間 | 6月11日から6月17日まで |
公開価格決定日 | 6月18日(1,350円に決定) |
申込期間 | 6月19日から6月24日まで |
公募 | 142,900株(自己株式の処分) |
売出し | 127,000株 |
OA | 40,400株 |
吸収金額 | 3.3億円 |
時価総額 | 16.1億円 |
想定価格 | 1,050円→公開価格:1,350円 |
初値価格 | 5,000円 |
エブレンIPOの事業内容
エブレンは、組込型コンピュータ(産業用コンピュータ)及びその周辺製品を、大手システムメーカー(産業用電子機器メーカーや機械装置メーカー等)に販売している企業です。
エブレンは、主に通信・医療・交通・半導体製造装置・FA機器・計測装置・セキュリティー等のシステムに組込まれるコンピュータを製造しています。
また、最近ではIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、HPC(スーパーコンピュータ)、エッジコンピューティング分野のコンピュータハードウェアの開発案件も増加しています。
IPOによる手取金の使途
- 半導体製造装置に実装する試作品の性能評価、及び段階的に予定している量産体制を整えるための設備資金
- 新規事業における運転資金
エブレンIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
エブレンIPOの業績は、やや横ばいながらも堅調に推移しているようです。
エブレンのIPO評価
エブレンは、吸収金額が想定価格ベースで3.3億円と小さいため、需給面で注目されると思います。
また、組込型コンピュータ(産業用コンピュータ)事業は地味ながらも一定の人気があり、IoTや5Gなどのテーマ性でも関心を集めそうです。
よって、エブレンのIPO評価はBが妥当だと考えています。エブレンIPOは、公開価格の1.5倍程度で初値形成すると予想しています。
エブレンIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
エブレンIPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で申し込む予定です。エブレンIPOの幹事団は、主幹事の野村證券を含めて3社しかないので、全てに申し込むつもりです。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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いちよし証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
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