エクサウィザーズ(4259)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の12月8日からスタートします。エクサウィザーズは企業向けAI・DXサービスを統合したプラットフォーム「exaBase」を運営しています。
エクサウィザーズは規模が同時上場する5社の中で一番大きいため、資金分散や買い疲れの影響も大きそうです。
エクサウィザーズ(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | エクサウィザーズ |
コード | 4259(情報・通信業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
幹事証券(委託含む) | 大和証券 みずほ証券 SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 |
上場日 | 12月23日 |
仮条件決定日 | 12月7日(1,050円~1,150円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月8日から12月14日 |
公開価格決定日 | 12月15日(1,150円に決定) |
申込期間 | 12月16日から12月21日まで |
公募 | 4,000,000株 (国内:998,800株 海外:3,001,200株) |
売出し | 25,607,200株 (国内:6,394,100株 海外:19,213,100株) |
OA | 2,800,000株 |
吸収金額 | 340億円 (国内:107億円 海外:233億円) |
時価総額 | 832.7億円 |
想定価格 | 1,050円→公開価格:1,150円 |
初値価格 | 1,030円 |
エクサウィザーズIPOの事業内容
エクサウィザーズはAI(人口知能)を用いて社会課題を解決するというミッションの実現に向けて、AIプラットフォーム事業とAIプロダクト事業を行っています。
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AIプラットフォーム事業は個別企業を顧客とし、AIプラットフォーム「exaBase」に蓄積されたデータ基盤を用いたコンサルティングや、アルゴリズム・ソフトウエア開発を通じて、顧客企業のデジタル・AI戦略やDX等の推進体制の立案・実行及び投資効果の最大化を支援しています。
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AIプロダクト事業では、多くの企業に共通した業務課題に向けて、顧客の業務プロセスに簡易に導入・活用可能なAIソフトウエア群を提供しています。
具体的には、介護スタッフの間接業務をAI×音声入力でサポートするアプリ「CareWiz ハナスト」、家族介護のお悩み解決をサポートするアプリ「CareWiz 家族支援」、5mの歩行動画から歩行者の転倒リスクをAIが解析するアプリ「CareWiz トルト」などを提供しています。
AIプロダクト事業のプロダクト群と市場規模
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IPOによる手取金の使途
- 事業拡大のための採用費及び人件費
- プロダクト開発のためのソフトウエア開発投資
- exaBase強化のための研究開発費
- 広告宣伝・販売促進等のマーケティング投資
- 売上拡大に伴う運転資金
- 借入金の返済資金
エクサウィザーズIPOの業績
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エクサウィザーズIPOの売上は右肩上がりですが、赤字も右肩上がりなので、黒字化への道のりは険しそうです。
エクサウィザーズのIPO評価
エクサウィザーズはIPOラッシュ中の5社同時上場というだけでなく、その中でも一番大型(吸収金額340億円)なので、需給面に不安があります。
ただし、エクサウィザーズは欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているので、海外での人気によって状況も変わるかもしれません。
また、エクサウィザーズはIPOで人気のAI(人口知能)やDX(デジタルトランスフォーメーション)関連の事業を展開していますが、連続赤字なのが気掛かりです。
よって、エクサウィザーズのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。
エクサウィザーズIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想していますが、公開価格を割れる可能性も無きにしも非ずだと思います。
エクサウィザーズIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
エクサウィザーズIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで必ず申し込む予定です。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB検討中 |
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券 (主幹事) | BB検討中 |
大和証券 | BB検討中 |
みずほ証券 | BB検討中 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB検討中 |
auカブコム証券 | BB検討中 |
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