フリー(4478)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の12月3日から始まります。フリーは、クラウド会計ソフトfreee(フリー)を運営している企業として注目されています。
ただ、フリーはIPOラッシュ真っ只中での新規上場というだけでなく、人気化しそうなウィルズとの同時上場で、規模も12月に新規上場するIPOの中で一番大きいため、需給面で警戒されそうですね。
フリー(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | フリー |
コード | 4478 |
主幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | メリルリンチ日本証券 SBI証券 野村證券 みずほ証券 岩井コスモ証券 東洋証券 楽天証券 いちよし証券 エース証券 ちばぎん証券 東海東京証券 松井証券 丸三証券 水戸証券 カブドットコム証券 |
上場日 | 12月17日 |
仮条件決定日 | 12月2日(1,800円~2,000円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月3日から12月6日まで |
公開価格決定日 | 12月9日(2,000円に決定) |
申込期間 | 12月10日から12月13日まで |
公募 | 5,435,200株 (国内: 海外: |
売出し | 12,041,100株 (国内:4,313,000株 海外:7,728,100株) |
OA | 1,089,700株 |
吸収金額 | 334.2億円 (国内:150.4億円 海外:183.8億円) |
時価総額 | 839.5億円 |
想定価格 | 1,800円(想定仮条件1,660円~1,940円の平均価格) →公開価格:2,000円 |
初値価格 | 2,500円 |
フリーIPOの事業内容
フリーは、確定申告から日々の経理までまとめて効率化できる「クラウド会計ソフトfreee(フリー)」を提供しています。
クラウド会計ソフトfreee(フリー)は、クラウド会計ソフト主要3社の中でユニークユーザー数がNO.1で、利用事業所数は2018年4月時点で100万を突破しています。
また、クラウド会計ソフトfreee(フリー)は有力スタートアップ企業において42%という高い利用率を誇っています。
また、フリーは給与計算や勤怠管理から労務管理までを簡単に効率化できる「人事労務freee(フリー)」や、会計事務所向けのクラウド型税務申告ソフト「クラウド申告freee(フリー)」、個人事業の開業手続きが無料で簡単にできる「開業freee」なども提供しています。
フリーIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
フリーIPOの売上は順調に伸びていますが、利益は連続赤字なので、まだまだこれからといった感じですね。
フリーのIPO評価
フリーは以前からIPO候補として取り上げられており、フリーが提供している「クラウド会計ソフトfreee(フリー)」も良く知られているので、かなり注目されると思います。
しかし、フリーはウィルズとの同時上場で、規模(吸収金額334.2億円(国内:150.4億円)も大きく、強めのロックアップがかかっているとはいえVC(ベンチャーキャピタル)の保有株も多いため、需給面に不安があります。
また、フリーは業績が連続赤字という点でも警戒されそうです。
よって、フリーのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。フリーIPOの初値は、海外にどの程度販売されるかによっても変わってきますが、今のところ公開価格を割れる可能性もあると予想しています。
フリーIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
フリーIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。フリーIPOの注目度は高いと思いますが、リスクも高そうなので、他の良さげなIPOに注力したいと思います。
ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込むつもりです。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 (主幹事) | BB不参加 |
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大和証券 (主幹事) | BB不参加 |
メリルリンチ証券 | 口座なし |
SBI証券 | BB参加 |
野村證券 | BB不参加 |
みずほ証券 | BB不参加 |
岩井コスモ証券 | BB不参加 |
東洋証券 | ネット口座での取扱いなし |
楽天証券 | BB不参加 |
いちよし証券 | BB不参加 |
エース証券 | 口座なし |
ちばぎん証券 | 口座なし |
東海東京証券 | BB不参加 |
松井証券 | BB不参加 |
丸三証券 | BB不参加 |
水戸証券 | 口座なし |
カブドットコム証券 | BB不参加 |
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