JTOWER(4485)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の12月3日から開始されます。JTOWERは、5G関連の通信インフラ事業を展開していることで関心を集めているようです。
ただ、JTOWERは人気化しそうなユナイトアンドグロウと話題性抜群のBuySell Technologiesとの3社同時上場なので、需給面に不安がありますね。
JTOWER(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | JTOWER |
コード | 4485 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | みずほ証券 野村證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 岩井コスモ証券 カブドットコム証券 |
上場日 | 12月18日 |
仮条件決定日 | 12月2日(1,550円~1,600円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月3日から12月9日まで |
公開価格決定日 | 12月10日(1,600円に決定) |
申込期間 | 12月11日から12月16日まで |
公募 | 2,987,000株 |
売出し | 2,906,300株 |
OA | 883,900株 |
吸収金額 | 105億円 |
時価総額 | 300億円 |
想定価格 | 1,550円→公開価格:1,600円 |
初値価格 | 2,620円 |
JTOWER(4485)IPOの事業内容
JTOWERは、国内および海外において、携帯キャリアに対して屋内電波対策用の共用設備を提供する「国内IBS事業」と「海外IBS事業」を展開しています。
また、JTOWERは付加価値サービスである「ソリューション事業」も展開しており、新規事業として屋外の鉄塔やポール等のタワー資産を共用化する「タワー事業」も企画しています。
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国内IBS事業では、これまで携帯キャリア各社が単独で行ってきた屋内携帯インフラの構築を、独自に開発した共用設備により一本化するソリューションを提供しています。
海外IBS事業では、国内IBS事業を通じて得られたノウハウを活用し、ベトナム、ミャンマー、マレーシアといった東南アジアを中心に海外でもIBS事業を展開しています。
その他ソリューション事業では、通信インフラシェアリングの付加価値サービスとして、クラウドWi-Fiソリューションや5Gにおける屋上への基地局設置ニーズの取り込み(SITE LOCATORサービス)等を行っています。
JTOWER(4485)IPOの業績
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JTOWER(4485)IPOの売上は急伸していますが、利益は連続赤字なので、今後に期待といった感じですね。
JTOWERのIPO評価
JTOWERは、ユナイトアンドグロウとBuySell Technologiesとの3社同時上場というだけでなく、規模(吸収金額105億円)も一番大きいため、資金分散の影響を受けると思います。
また、JTOWERはVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が多く、業績が連続赤字という点でも警戒されそうです。
よって、JTOWERのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。JTOWER(4485)IPOは、赤字ながらも業績の伸びが良く、5Gというテーマ性もありますが、それでも需給面に不安があるため、公開価格前後で初値形成すると予想しています。
JTOWER(4485)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
JTOWER(4485)IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。
同時上場するユナイトアンドグロウIPOとBuySell Technologies(7685)IPOの方が期待できそうなので、そちらに資金を回したいと考えています。
ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。
SMBC日興証券 | BB不参加 |
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大和証券 (主幹事) | BB不参加 |
みずほ証券 | BB不参加 |
野村證券 | BB不参加 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB不参加 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB不参加 |
マネックス証券 | BB不参加 |
岩井コスモ証券 | BB不参加 |
カブドットコム証券 | BB不参加 |
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