フロンティア(4250)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌週の10月13日からスタートします。フロンティアは、自動車部品の製造・販売を行っています。
フロンティアは地方市場(福岡証券取引所Q-Board)への新規上場になりますが、11月最初のIPOとして注目されそうですね。
フロンティア(福証Q-Board)のIPO基本情報
銘柄名 | フロンティア |
コード | 4250(化学) |
主幹事証券 | エイチ・エス証券 |
幹事証券(委託含む) | 岡三証券 ひろぎん証券 藍澤證券 西日本シティTT証券 FFG証券 SBI証券 マネックス証券 岡三オンライン証券 |
上場日 | 11月1日 |
仮条件決定日 | 10月11日(830円~930円に決定) |
ブックビルディング期間 | 10月13日から10月19日 |
公開価格決定日 | 10月20日(930円に決定) |
申込期間 | 10月22日から10月27日まで |
公募 | 50,000株 |
売出し | 50,000株 |
OA | 15,000株 |
吸収金額 | 1.1億円 |
時価総額 | 6.3億円 |
想定価格 | 910円→公開価格:930円 |
初値価格 | 958円 |
フロンティアIPOの事業内容
フロンティアは、自社工場を持たずに技術力の高い中国国内工場に生産委託をしているファブレスメーカーとして、主に自動車部品・用品(サイドバイザー、フロアマット等)の製造・販売を行っています。
フロンティアは、国内企業としては初めての社外品サイドバイザーを自社開発して以来、主力商品となっています。また、フロンティアはフロアマットやナンバーフレームも取扱っています。
B2B部門では、自社で企画設計した自動車部品・用品を、提携工場にて製品化し、連結子会社であるフロンティア香港を通じて輸入後、自動車販売店や自動車部品卸売業者へ販売しています。
インターネット通販部門では、主に個人顧客を対象として、自社で企画設計した自動車部品・用品の他、ペット関連用品、アウトドア関連用品等を提携工場にて製品化し、連結子会社であるフロンティア香港を通じて輸入後、ウェブサイトにて販売しています。
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OEM/ODM事業は、連結子会社であるフロンティア香港の主たる事業で、主に国内玩具メーカー向けの電子玩具(児童向けパソコン型玩具、タブレット型玩具等)の製造を受託し、自社が選定した工場にて製品化し、顧客に納品しています。
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IPOによる手取金の使途
- 自動車アフターパーツのフロアマット製造工場の建設費、機械購入代金に充当
フロンティアIPOの業績
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フロンティアIPOの業績は堅調に推移して概ね好調そうです。
フロンティアのIPO評価
フロンティアは、既に2018年7月27日付でTOKYO PRO Market(プロ投資家向けマーケット)に上場しているため、10月31日付でTOKYO PRO Marketの上場を廃止して、福岡証券取引所Q-Boardへの鞍替え上場となります。
フロンティアは、流動性に乏しい地方市場(福証Q-Board)への新規上場で、自動車部品の製造・販売事業もIPOで人気とは言えません。
しかし、フロンティアはとにもかくにも規模(吸収金額1.1億円)が小さいため、それでも需給面でそれなりの人気を集めると思います。
よって、フロンティアのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。フロンティアIPOは、公開価格をある程度上回ったところで初値形成すると予想しています。
フロンティアIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
フロンティアIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ積極的に申し込む予定です。主幹事のエイチ・エス証券を中心に、SBI証券やマネックス証券などにも申し込むつもりです。
エイチ・エス証券 (主幹事) | BB参加 |
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岡三証券 | BB参加 |
ひろぎん証券 | 口座なし |
藍澤證券 | 口座なし |
西日本シティTT証券 | 口座なし |
FFG証券 | 口座なし |
SBI証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
岡三オンライン証券 | BB参加 |
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